スプレッドの狭さと口座スペックの高さから、プロトレーダーに人気のある海外FX業者「Tradeview Forex」(トレードビュー)。この記事ではTradeviewを総合的な視点でレビューします。
安全性や信頼性、口座スペック、使いやすさなどを、ネット上の評判などを交えながら詳しくまとめました。
これからTradeviewで取引したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Tradeviewのスペック表
運営会社 | Tradeview LTD (2004年設立) |
金融ライセンス | ケイマン諸島金融庁の金融ライセンス(番号:585163) |
資金の保全方法 | $35,000までの信託保全 (保全先:スペイン サンタンデール銀行) |
取り扱い銘柄 | FX通貨ペア:60種類 貴金属:3種類 株式指数:9種類 原油:3種類 仮想通貨:6種類 |
口座タイプ | X Leverage スタンダード口座 (MT4・MT5対応) ILC口座 (MT4・MT5対応) cTrader口座 Currenex Viking口座 |
法人口座 | |
レバレッジ | X Leverage口座:500倍 ILC口座:200倍 cTrader口座:200倍〜400倍 Currenex Viking口座:200倍〜400倍 |
ロスカット水準 | 証拠金維持率100% |
追証 | |
ゼロカット | |
取引方式 | X Leverage口座:STP方式 ILC口座:ECN方式 cTrader口座:ECN方式 Currenex Viking口座:STP方式 |
スプレッド 取引手数料 | X Leverage口座:普通 ILC口座:極めて狭い +$5/1lotの取引手数料 MT5口座:極めて狭い +$5/1lotの取引手数料 cTrader口座:極めて狭い +$5/1lotの取引手数料 Currenex Viking口座:狭い +$6/1lotの取引手数料 |
取引ツール | MetaTrader 5 MetaTrader 4 cTrader Viking |
最低入金額 | X Leverage口座:$100 その他の口座:$1,000 |
入金方法 出金方法 | Eウォレット(bitwallet、STICPAY、ecoPayz、Uphold、FasaPay、Payr、TransferMate、advcash、Paytrust88) ビットコイン(BitPay) 海外銀行送金(GC PARTNERS、Scotiabank、BMO、banregio、BANCO PICHINCHA、Fidelity、Interbank) クレジットカード デビットカード |
ボーナス | |
日本語サポート |
Tradeviewを12の観点でレビュー
1. 会社の安全性・運営実績
- 2004年に設立
- ケイマン諸島金融庁の金融ライセンスを保有
Tradeviewの運営会社はTradeview LTDで、イギリス領ケイマン諸島のグランドケイマン島に登記されています。登記住所は103 S Church Street. Harbour Place, 4th floor, Cayman Islands。
設立は2004年で、XMTradingやAXIORYよりも古株です。過去リーマン・ショックやスイスフランショックを乗り越えてきた事実から一定の資本力と信頼性が見込めます。
ライセンスは、ケイマン諸島金融庁の金融ライセンス(番号:585163)を保有しています。
ケイマン諸島は世界的にも有名な金融大国で、法人税率が0%であることから、多数の投資会社や保険会社が租税回避のためにケイマンに登記しています。ケイマンの金融を監視しているケイマン諸島金融庁(通称CIMA)は、格付け会社ムーディーズから「AA-」と評価されていることから、他のライセンスよりも信頼性に長けているといえるでしょう。
2. 資金の保全方法
- $35,000までの信託保全を導入
- 保全先銀行はスペイン サンタンデール銀行
FX業者の安全性をはかるうえで絶対に見逃してはいけないのが、資金の保全方法。顧客から預かったお金を信託銀行へ預け、万が一業者が倒産しても100%返金される「信託保全」があるか否かで、その業者に対する評価は大きく変わってきます。
信託保全には「一部信託保全」と「完全信託保全」の2種類があります。一部信託保全は、保全される金額に上限が設けられているのに対し、完全信託保全は保全される額に上限がなく、預けたお金が全て安全に守られることを意味します。
Tradeviewはスペインのサンタンデール銀行を分別管理先の銀行としつつ、海外FXとしては珍しく「信託保全」を導入しています。ただし、信託保全が適用されるのは$35,000(約350万円)まで、それ以上は補償の限りではありません。
万が一Tradeviewが倒産してしまっても、第三者機構によって$35,000までなら戻ってくる仕組みとなっており、運転資金へ流用されたり持ち逃げされる心配がありません。
3. 取り扱い銘柄
- メジャー通貨ペア (7種類)
-
AUDUSD, EURUSD, GBPUSD, NZDUSD, USDCAD, USDCHF, USDJPY
- クロス円ペア (7種類)
-
AUDJPY, CADJPY, CHFJPY, EURJPY, GBPJPY, NZDJPY, NOKJPY
- マイナーペア (46種類)
-
AUDCAD, AUDCHF, AUDNZD, CADCHF, EURAUD, EURCAD, EURCHF, EURCZK, EURDKK, EURGBP, EURHKD, EURHUF, EURMXN, EURNOK, EURNZD, EURPLN, EURSEK, EURSGD, EURTRY, EURZAR, GBPAUD, GBPCAD, GBPCHF, GBPDKK, GBPHKD, GBPNOK, GBPNZD, GBPSEK, GBPSGD, GBPZAR, NOKSEK, NZDCAD, NZDCHF, USDCNH, USDCZK, USDDKK, USDHKD, USDHUF, USDILS, USDMXN, USDNOK, USDPLN, USDRUB, USDSEK, USDTRY, USDZAR
4. 口座タイプ
Tradeviewでは4種類の口座タイプが用意されています。それぞれの違いを下の表にまとめました。
5. レバレッジ
最大レバレッジは口座タイプによって異なりますが、他の海外FX業者に比べるとやや控えめな印象を受けます。
X Leverage口座 | 最大500倍 |
ILC口座 | 最大200倍 |
cTrader口座 | 最大200倍 ※申請で最大400倍に引き上げ可 |
Viking口座 | 最大200倍 ※申請で最大400倍に引き上げ可 |
口座残高が$100,000(約1,000万円)を超えると、上記のレバレッジよりも低く制限される可能性がありますが、具体的に何倍かは案内されていません。
6. 追証・ゼロカット
Tradeviewでは「ゼロカットシステム」を導入しているため、追証は絶対に発生しません。
ハイレバレッジで取引を行っている際に、相場の急変動に巻き込まれて強制ロスカットが効かなかった場合、口座残高を超えるマイナスが発生してしまう可能性があります。しかし、口座残高がマイナスになってしまっても、Tradeviewがマイナス分を補填してゼロに戻してくれます。
ゼロカットシステムが設けられているTradeviewで取引すれば、預けた証拠金以上に損する恐れがありません。つまり、リスクを限定したうえでレバレッジ取引ができるので、トレーダーにとってはこの上なく条件の良い環境です。
7. 取引方式・取引の透明性
Tradeviewではすべての口座においてNDD(ノン・ディーリング・デスク)方式を採用しています。
NDD方式とは、ディーリングデスク(ディーラー)を通さない取引方式のことで、トレーダーの注文は業者のサーバー内で自動的に処理されます。ディーラーの裁量が介在しないため、トレーダーにとって不利なレートで約定したり、業者によるストップ刈りが行われる心配が少なく、透明性と公平性が高い取引方式といえるでしょう。
NDD方式には、STP方式とECN方式の2種類があります。
海外FXではSTP方式が最もポピュラーで、TradeviewのX Leverage口座ではSTP方式を採用しています。その以外の口座ではECN方式を採用しており、取引手数料がかかる代わりにスプレッドが極めて狭くなっていて、実質的な取引コストはX Leverage口座よりも安くなっています。
X Leverage口座 | STP方式 (NDD方式) |
ILC口座 | ECN方式 (NDD方式) |
cTrader口座 | ECN方式 (NDD方式) |
Viking口座 | ECN方式 (NDD方式) |
STP方式
STP方式では、リクイディティプロバイダーからトレーダーにとって最も有利なレートを引き出し、そこへ業者の利益と成るスプレッドを上乗せして提示する方式です。
通常の相場においては、注文の滑りを最小限に抑えられることがSTP方式のメリット。
反面、急な相場変動では業者のカバー取引が追いつかず、約定力が低下してしまうというデメリットも併せ持っています。STP方式の約定力は、業者がいかに良質なリクイディティプロバイダーと提携しているかに懸かっています。
ECN方式
ECN方式とは、「電子取引所取引」で直接取り引きされる仕組みを指します。
世界中のトレーダーの注文は電子取引所へ直接流れ、取引所内で自動的にマッチングされるので、業者はスプレッドを上乗せすることができません。故に、STP方式よりもスプレッドが狭くなっているのです。
業者側は利益を得るため、いわばECNへの通行料的な意味合いで「取引手数料」を徴収しています。ECNでスプレッドと取引手数料が別々にかかってくるのはこのためです。
8. スプレッド・スワップポイント
銘柄 | X Leverage口座 | ILC口座 cTrader口座 Viking口座 (平均 / 実質) | 買スワップ | 売スワップ |
---|---|---|---|---|
EURUSD | 1.7 | 0.1 / 0.6 | -7.6 | -0.04 |
USDJPY | 1.8 | 0.1 / 0.6 | 0.38 | -6.55 |
GBPUSD | 2.0 | 0.5 / 1.0 | -7.62 | -0.68 |
USDCAD | 1.7 | 0.6 / 1.1 | -2.14 | -3.88 |
USDCHF | 1.8 | 0.5 / 1.0 | 3.05 | -7.13 |
AUDUSD | 1.9 | 0.4 / 0.9 | -2.84 | -2.96 |
NZDUSD | 2.2 | 0.6 / 1.1 | -2.23 | -1.73 |
EURJPY | 1.9 | 0.4 / 0.9 | -3.95 | -1.18 |
GBPJPY | 2.3 | 0.5 / 1.0 | -3.77 | -5.42 |
AUDJPY | 2.5 | 0.5 / 1.0 | 0.89 | -4.17 |
XAUUSD | 3.0 | 1.5 / 2.0 | -7.54 | -1.38 |
9. 取引プラットフォーム
Tradeviewの取引プラットフォームは、MetaTrader 4・MetaTrader 5・cTrader・Vikingの4種類から選べます。
MetaTrader 4の特徴
MetaTrader 4(MT4)は、世界で最も名のしれた取引ツールで、海外FXではほとんどの業者がMT4を採用しています。有志によりたくさんのインジケータやEA(自動売買システム)が開発されてきたため、自動売買をやるならMT4を選ぶのがベストでしょう。
Tradeviewでは、X Leverage口座とILC口座でMT4を選ぶことができます。
MetaTrader 5の特徴
MetaTrader 5(MT5)は、MT4をもとに様々なアップグレードを加えた新バージョンです。選べる時間足がMT4の9種類から21種類に増えていたり、銘柄の検索機能や取引板が実装されているなど、新機能がたくさん盛り込まれていて、マルチコア処理に対応したことで動作速度も向上しました。
しかしながら、MT5独自のプログラム言語「MQL5」は、従来のMQL4との互換性が全く無く、MT4用に開発されたEA(自動売買システム)やインジケータを使い回すことができないという難点を抱えています。そのため、MT5向けの開発へ乗り出すこと無くMT4向けの開発を続けているプログラマーが多く、MT5がリリースされてから10年以上たった今でもシェアはMT4に劣っています。
MQLの互換性問題を除けば非常に優れたプラットフォームなので、裁量トレードを行うには最適です。
Tradeviewでは、X Leverage口座とILC口座でMT5を選ぶことができます。
cTraderの特徴
cTrader(シートレーダー)は、マーケット直結のECN方式に特化した取引ツールで、MT4よりも速く約定させることができます。そのため、コンマ秒のタイミングが求められるスキャルピングには最適です。
また、ビジュアル面においてもcTraderのほうがわかりやすく、MetaTraderよりも直感的に操作できるでしょう。MT4にはない細かな機能もたくさん盛り込まれており、表示時間の変更や複数ポジションの一括決済といった便利機能が満載です。
Vikingの特徴
Viking(バイキング)は、機関投資家向けに提供されている取引プラットフォームで、インターバンク直結ならではの約定力の高さが強みです。ただ、MetaTraderやcTraderに比べると使いやすさや機能性は明らかに劣っており、UIも20年前くらいの古臭さを感じるので、あえてVikingを選ぶユーザーは少ないでしょう。
ちなみに、「Currenex」と「Viking」の2つの呼び方がありますが、Currenexというのは開発元の社名です。
10. 入金方法・出金方法
Tradeviewが用意している入金方法は以下のとおり。他にもたくさんの方法が用意されていますが、ここでは代表的なもののみピックアップしました。
入金方法 | 対応口座通貨 | 手数料 | 反映時間 |
---|---|---|---|
bitwallet | JPY, USD, EUR | 無料 | 24営業時間内 |
STICPAY | JPY, USD, EUR, GBP, CAD, CNY | 無料 | 24営業時間内 |
ecoPayz | USD, EUR | 無料 | 24営業時間内 |
ビットコイン(BitPay) | USD | 無料 | 24営業時間内 |
海外銀行送金 | JPY, USD, EUR, GBP, AUD, CAD, CHF, ZAR | 無料 | 3~10営業日内 |
クレジットカード デビットカード | USD, EUR, GBP | 無料 | 即時 |
多くの海外FX業者が導入しているEウォレットサービス「bitwallet」(ビットウォレット)にしっかり対応しているので、すでにbitwalletのアカウントをお持ちの方なら手軽に入金できます。bitwalletへの入金は銀行送金なら手数料無料で、Tradeviewとbitwallet間の手数料も無料なので、一切手数料を払うことなくTradeviewへ入金できます。
日本ではbitwalletに次いで利用者が多い「STICPAY」にも対応。オンラインカジノなどで採用されている「ecoPayz」も使えますが、USDとEUR建て口座のみの対応で、残念ながらJPY建て口座には入金できません。
クレジットカードやデビットカードでの入金にも対応していて、手続きするとリアルタイムで口座へ反映されます。しかし、USD・EUR・GBP建て口座のみの対応で、JPY建て口座に入金できません。BitPayの決済システムを利用したビットコインでの入金も可能ですが、こちらも同じくJPY建て口座には非対応で、USD建てのみの対応。
海外銀行送金での入金にも対応していて、こちらはすべての口座通貨に対応しています。ただ、送金する際の手数料で少なくとも5,000円以上はかかってしまうことを考えると、少額の入金では割に合いません。
Tradeviewは入金方法がとても豊富ではあるものの、リアルタイム入金に対応しているのはカードのみ。他の海外FX業者ではbitwalletやSTICPAY等のEウォレットを使ったリアルタイム入金ができますが、Tradeviewでは送金から着金までしばらく時間がかかり、早くとも1時間ほど、遅いと丸一日かかってしまうこともあります。
Tradeviewの出金方法は以下のとおり。
出金方法 | 手数料 | 反映時間 | 利益分出金 |
---|---|---|---|
bitwallet | 100円 | 24営業時間内 | |
STICPAY | 無料 | 24営業時間内 | |
ecoPayz | 無料 | 24営業時間内 | |
ビットコイン(BitPay) | 無料 | 24営業時間内 | |
海外銀行送金 | $35 +2,500円~5,000円 | 3~10営業日内 | |
クレジットカード デビットカード | 無料 | 数日〜2ヶ月 |
出金方法の種類は基本的に入金と同様です。
bitwalletでの出金に対応していて、手数料100円で利益分も含め出金できます。bitwalletから国内の銀行へ引き出す場合は別途824円の手数料がかかるので、Tradeviewからbitwalletを経由して国内銀行へ引き出す際の手数料は924円です。一回の出金につき924円の手数料を高いと感じるかもしれませんが、STICPAYやecoPayzの出金手数料はbitwalletよりも割高で、海外送金だとさらに割高となるため、結局のところbitwalletでの出金がベターといえるでしょう。
海外銀行送金は、SWIFTコードを持っている銀行口座があれば基本的に誰でも利用できる出金方法ですが、手数料の高さがネックです。Tradeview側で$35(約3,500円)の手数料が引かれたうえに、中継銀行や受取銀行側でも2,500円~5,000円の手数料がかかるので、下手すると1万円近い手数料が取られてしまいます。しかも、出金申請から着金まで3~10営業日ほどかかるので、良い選択肢とはいえません。
ビットコインに慣れ親しんでいる方は、手数料無料かつスピーディーなビットコイン出金がおすすめです。過去に一度でもビットコイン入金をしていればビットコインでの出金が可能となり、利益分含め全額ビットコインで出金できます。
過去にカードで入金していた場合、まずはその入金分をカードへ返金する必要があります。例えば、過去にカードで5万円+bitwalletで3万円=計8万円を入金していたとしましょう。その後、トレードで12万円を稼いで口座残高20万円に増えたとき、その全額を出金する場合は、優先順位に則り次のように手続きをすすめていきます。
- カードへ5万円を返金
- bitwalletで15万円(入金分3万円+利益12万円)を出金
カードへ返金した場合は実際に利用明細へ反映されるまでに数日から最長2ヶ月かかります。カードによってまちまちではありますが、クレジットカードよりもデビットカードのほうが早く返金されます。
11. ボーナスキャンペーン
Tradeviewはスプレッドを極限まで狭くしている一方、ボーナスや広告宣伝費には経費を投じておらず、ボーナスやキャンペーンは一切用意されていません。
12. サポート体制
Tradeviewには日本人スタッフが常駐しています。平日は24時間体制で日本語サポートが稼働しており、メールや電話で問い合わせができます。
ウェブサイトは基本的に日本語対応していますが、ところどころ不自然な機械翻訳っぽい文章が見受けられるので、改善の余地がありそうです。GEMFOREXやXMTradingなどの日本語サポートに力を入れている業者に比べると、マイページがやや分かりにくく、物足りなさを感じます。
Tradeviewのメリット
Tradeviewを使うメリットを、実際の使い心地やネット上の評判などを交えながらご紹介します。
スプレッドが狭くてスキャルピングに最適
TradeviewのECN口座はスプレッドが極めて狭く、通貨ペアによっては0pipsになることもあります。
ECN口座のスプレッドには業者の利益が含まれていないため、インターバンクのレートがそのまま反映します。スプレッドとは別に取引手数料が発生してしまうものの、取引手数料は往復$5(注文時$2.5+決済時$2.5)、値幅に換算するとわずか0.5pipsなので、取引コストを限りなく抑えることができます。
例えば、EURUSD(ユーロドル)とUSDJPY(ドル円)ペアなら、平均スプレッドは0.1pipsで、取引手数料の0.5pips相当を合算しても実質スプレッドは0.6pipsほど。国内のFX業者に迫るほどの水準です。日本人にとても人気のあるEURJPYやGBPJPY、AUDJPY等のクロス円ペアも平均0.3pips〜0.5pipsと非常に狭く、取引手数料を加味しても実質コストは1pips未満。
XMTradingのスタンダード口座だと最もスプレッドの狭いEURUSDやUSDJPYでさえ1.5〜1.6pipsですから、Tradeviewはその半額以下。海外FXでスキャルピングをやるなら、業界最安レベルのTradeviewを真っ先に検討したいところです。
Tradeviewという海外fx口座
— お茶 (@fx_teaaaa) May 9, 2019
TitanFXのブレードよりもスプレッドがさらに小さい!(ポンド円も国内並み)
追証無し、ハイレバ!
僕も最近Titanから乗り換えましたが、スキャルピングをやる方にはおすすめです(^^)https://t.co/4EQbDKpVU4
ハイレバでも追証が発生しない
Tradeviewには「ゼロカットシステム」がすべての口座に対し導入されているため、万が一口座残高がマイナスになってしまっても、そのマイナス分をTradeview側が補填してゼロに戻してくれます。
ゼロカットのあるTradeviewで取引していれば、たとえハイレバトレードに失敗して口座残高を超えるほどの大損をしてしまっても、その時に失うのは口座のお金だけ。どれほどマイナス残高が膨らんでしまっても、マイナス分は必ずゼロカットされるので追証が請求される心配がありません。
ハイレバの恩恵を受けつつ、口座残高以上に損する恐れがないということは、リスクを限定しつつハイリターンを狙えるということです。
日本国内では、法律によって「業者が顧客の損失を補填する行為」を禁止していることから、ゼロカットを行う業者は一社たりとも存在しません。マイナス分を顧客へ請求する「追証」という悪魔のシステムがあるせいで、FXで失敗したがために到底払いきれない借金を背負ってしまう人が後を絶たないのが現状。
このような背景から、年々追証の危険性とゼロカットの重要性が認知されているとともに、ゼロカットのある海外FX業者のニーズが高まっています。
最近、TradeViewの口座を開設しました。外国のFX事業者でありながらECN口座だけなら日本のFX事業者と同等のスプレッド、更にレバレッジは最大で200%、追証なしのゼロカットシステム対応です。欠点は最低投入ロットが0.1ですが、資金的に余裕があれば問題ないと思います。
— Project Profit Prophet (@PrProfitProphet) September 30, 2019
次世代の取引ツールcTraderが使える
海外FXの取引ツールといえば、MetaTrader 4(通称MT4)が有名ですが、TradeviewではMT4に加え「cTrader」(シートレーダー)という取引ツールにも対応しています。cTraderに対応しているFX業者は限られていて、Tradeview以外だとAXIORYやFxProくらいしかありません。
cTraderは、ECN方式を根底として作られたプラットフォームです。ECN方式では業者の取引システムを介さずにインターバンク市場へ直接アクセスすることができるため、MT4などの従来のプラットフォームよりも約定スピードが速く、透明性も高いことで知られています。
コンマ数秒のラグが命運を分けるスキャルピングにおいては、cTraderの高い約定力は重宝することでしょう。また、「取引板」を使って取引できる様子は、株式トレードを彷彿とさせます。
使いやすさや機能の面においても「MT4を上回る」と、多数のユーザーから高い支持を得ています。
例えば、MT4では9種類の時間足しか選べませんが、cTraderではなんと26種類。そのほかにも、表示時間の変更(サーバー時間から日本時間など)、銘柄の検索機能、ポジションの一括決済機能などなど、MT4には無い機能が数多く盛り込まれています。「痒いところに手が届く」とは正にこのことです。
$35,000まで信託保全される
海外FXのデメリットとして、信託保全が設けられていないことがよく挙げられます。
事実、多くの海外業者は会社の資金と顧客のお金を社内で別々に管理する「分別管理」のみで、第三者の監視下で管理する「信託保全」を設けている業者は少ないです。10年以上も運営されてきた人気の老舗ブローカーXMTradingやiFOREXですら、信託保全を設けていないのですから、「海外FXには信託保全がない」というイメージが根付くのも無理はありません。
しかし、その点においてもTradeviewは優秀で、預けた証拠金は$35,000(約350万円)までなら信託保全されます。万が一Tradeviewが倒産したり経営難に陥ったとしても、信託保全されている分については、第三者から差し押さえされたり業者に資金を持ち逃げされる心配がありません。
$35,000までなら確実に手元に戻ってくることが約束されているので、余計な心配をすることなくトレードに集中することができるでしょう。
法人口座を作れる
Tradeviewでは、個人名義の口座のみならず法人名義の口座も作ることができます。XMでは残念ながら法人口座を作れないため、法人で海外FXトレードをしたいならTradeviewは良い選択肢です。
ただし、個人口座を作るときに比べると必要すべき書類が多いため、それなりに手間はかかります。日本の法人が法人口座を作る際に求められる書類は以下の4点。以前は謄本もしくは定款を英語に翻訳しなくてはなりませんでしたが、現在はすべて日本語の書類で問題ありません。
- 法人確認書類:履歴事項全部証明書(登記簿謄本)のコピー、設立定款のコピー(承認済みのもの)のいずれか
- 法人住所確認書類:公共料金の明細書・請求書、銀行利用明細書、印鑑登録証明書のいずれか(3ヶ月以内に発行されたもの)
- 顔写真付きの本人確認書類:パスポート、運転免許証、マイナンバーカードのいずれか
- 代表者様の現住所確認書類:取締役(代表者)の公共料金の明細書・請求書、銀行利用明細書、印鑑登録証明書、住民票など(3ヶ月以内に発行されたもの)
ちなみに、AXIORYという海外FX業者でも法人口座を作ることができます。スペック的にTradeviewとよく似通っている業者なので、そちらも検討してみると良いでしょう。
GemForexでも、法人口座を開設できる。
— むれ@海外FX大全 (@kai_fx_) October 4, 2020
ただ法人口座を開設するなら、取引コストの低いAXIORYやTradeviewをおすすめしたい。#GemForex#法人口座https://t.co/LuZhvZ4krJ
Tradeviewのデメリット
ロスカットレベルが100%とやや高め
含み損が膨らみすぎたとき強制的にポジションを損切りする「強制ロスカット」という仕組みが、多くのFX業者に設けられています。強制ロスカットが発動するタイミングのことを「ロスカットレベル」といいます。
Tradeviewのロスカットレベルは100%で、証拠金維持率が100%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動します。
他の海外FX業者と比べると、ロスカットレベル100%はやや高め。参考までに、日本人に人気のあるXMTradingやAXIORYではロスカットレベル20%。iFOREXやExnessのようにロスカットレベル0%で強制ロスカットそのものが無い業者もあります。
ロスカットレベルが低ければ低いほど強制ロスカットが遅れるため、ギリギリまで含み損に耐えることができます。逆に、ロスカットレベルが高いと、含み損が膨らんだ際に早めに損切りされます。
安全志向のトレードにおいては、損失を限定するためにロスカットレベルは高いほうが好ましいです。しかし、ギャンブル性の高いハイレバトレードではそれが逆に仇となり、ギリギリまで持ちこたえることが難しくなります。よって、Tradeviewは安全志向の堅実なトレーダーには向いていますが、スリルと一攫千金を求めるハイレバトレーダーには向いていません。
海外FXとしては控えめなレバレッジ
国内のFX業者はどこも最大25倍レバレッジですが、海外FXはハイレバレッジが当たり前。定番のXMTradingは最大1,000倍ですし、Exnessに至っては最大2,000倍(条件付きで最大21億倍)という並外れたレバレッジを提供しています。
そんななかTradeviewは、最もスプレッドが高いX Leverage口座で最大500倍、ECN口座だと最大400倍で、他の海外FX業者と比べると控えめな印象を受けます。一発ドカンのギャンブルトレードを楽しみたい人にとっては、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
とはいえ、国内のFX業者とは比較にならないほどハイレバなのは確かです。例えば$1 = 110円のUSDJPY(ドル円)で1万通貨(0.1lot)のポジションを持つ場合、国内FXでは4~5万円の証拠金が要される一方で、Tradeviewでは3,000円に満たない証拠金で済みます。
ボーナス・キャンペーンが一切無い
Tradeviewはスプレッドを狭くすることでトレーダーに最高の環境を提供することをモットーにしています。スプレッドを少しでも狭くするため、広告宣伝費や人件費などを極限まで抑えていて、集客を目的としたボーナスやキャンペーンも原則として行っていません。
ボーナスを活用してお得にトレードしたい方は、XMTradingやFXGTなどボーナス豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
Tradeviewの口座開設~取引開始までの流れ
Tradeviewの口座開設と取引開始までの具体的な流れは、次のとおり。
- Tradeviewの口座開設ページを入力
- 身分証明書・現住所確認書類のアップロード
- Tradeviewから口座のログインIDとパスワードが送られてくる
- 会員ページにて口座へ入金する (bitwalletかカードがおすすめ)
- 取引プラットフォームをインストールして取引を始める (パソコン・スマホどちらもでOK)
Tradeviewを使うべき人とは
この記事ではTradeviewのレビューやメリット・デメリットを詳しくチェックしてきました。
最後に、Tradeviewを使うべき人とTradeviewを使わないほうが良い人の特徴をまとめます。
- 国内FX並に狭いスプレッドでスキャルピングしたい人
- 呑み行為の無いクリーンな環境で取引したい人
- 追証が発生しない環境で安心してトレードしたい人
- 信託保全があり信頼できる業者を選びたい人
- 次世代の取引ツールcTraderを使いたい人
- 法人口座を持ちたい人
- 極限までレバレッジを効かせてギャンブルトレードを楽しみたい人
- ボーナスを駆使してお得にトレードしたい人
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