海外FX業者「iFOREX」(アイフォレックス)を総合的な視点でレビューします。1996年から営業を続けている超老舗のブローカーで、日本人からも高い人気を集めています。
安全性や信頼性、スプレッド、使いやすさなどを、ネット上の評判などを交えながら詳しくまとめました。
これからiFOREXで取引したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
iFOREXを12の観点でレビュー
1. 会社の安全性・運営実績
- 1996年に設立
- 英領バージン諸島の金融サービス委員会のライセンスを取得
- 欧州向けのICFD Ltdはキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスを取得
iFOREXの運営会社はFormula Investment House Ltd.で、ギリシャ共和国に登記されいます。金融ライセンスは、英領バージン諸島の金融サービス委員会のライセンス(番号:SIBA/L/13/1060)を保有。
また、欧州向けにサービスを提供しているICFD Ltdは、キプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスも取得しています。CySECは世界的に見ても厳格性が高いことで知られていますので、iFOREXは一定の信頼性があるといえます。
iFOREXが設立されたのは1996年で、20年以上にわたってFXサービスを提供してきました。日本人に高い人気を誇るXMTradingが2008年創業、老舗ブローカーのFxProですら2006年創業なので、iFOREXの運営歴がいかに長いかが分かります。
2. 資金の保全方法
- 資金の保全方法は分別管理のみ
- 分別管理先はMizrahi Tefahot Bank Limited (イスラエルのミズラヒ銀行)
FX業者の安全性をはかるうえで絶対に見逃してはいけないのが、資金の保全方法。顧客から預かったお金を信託銀行へ預け、万が一業者が倒産しても100%返金される「信託保全」があるか否かで、その業者に対する評価は大きく変わってきます。
iFOREXでは残念ながら信託保全を設けておらず、分別管理のみとなっています。なお、分別管理先の銀行はMizrahi Tefahot Bank Limited (ミズラヒ銀行)で、イスラエルで3番目に大きな銀行です。
分別管理では、運転資金とトレーダーの証拠金は別々に切り離されて管理されているものの、第三者の監視下におかれていないため、預けた資金が流用されるリスクがあります。長らく運営を続けてきたiFOREXがある日いきなり倒産することは考えづらいですが、万が一経営難に陥った際に出金拒否される可能性は否めません。
基本的に、信託保全を設けていない業者へ多額の証拠金を預けることはおすすめしません。最悪失っても支障のない額を入金しましょう。
3. 取り扱い銘柄
- メジャー通貨ペア (7種類)
-
AUDUSD, EURUSD, GBPUSD, NZDUSD, USDCAD, USDCHF, USDJPY
- クロス円通貨ペア (13種類)
-
AUDJPY, CADJPY, CHFJPY, DKKJPY, EURJPY, GBPJPY, HKDJPY, NOKJPY, NZDJPY, SEKJPY, SGDJPY, TRYJPY, ZARJPY
- マイナー通貨ペア (62種類)
-
AUDCAD, AUDCHF, AUDHUF, AUDNZD, CADCHF, CADHUF, CHFHUF, CHFNOK, CHFPLN, CHFTRY, CHFZAR, EURAUD, EURCAD, EURCHF, EURCNH, EURCZK, EURDKK, EURGBP, EURHUF, EURINR, EURNOK, EURNZD, EURPLN, EURRUB, EURSEK, EURTRY, EURZAR, GBPAUD, GBPCAD, GBPCHF, GBPDKK, GBPHUF, GBPNOK, GBPNZD, GBPPLN, GBPSEK, GBPTRY, GBPZAR, NOKSEK, NZDCAD, NZDCHF, NZDZAR, PLNDKK, PLNHUF, PLNNOK, PLNSEK, SEKDKK, TRYHUF, USDCNH, USDCZK, USDDKK, USDHKD, USDHUF, USDINR, USDMXN, USDNOK, USDPLN, USDRUB, USDSEK, USDSGD, USDTRY, USDZAR
4. 口座タイプ
iFOREXの口座タイプは1種類のみで、1つの口座で上記のすべての銘柄を取引できます。
主な口座スペックは以下のとおり。
取引方式 | OTC方式 (DD方式) |
口座の基本通貨 | 日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、スイスフラン(CHF) |
1lotの価値 | 100,000通貨 |
最小ロット | 0.01lot (1,000通貨) |
最大ロット | 50.00lot (500万通貨) |
スプレッド | 狭い |
取引ツール | FXnet Trader (独自プラットフォーム) |
取扱銘柄 | FX通貨ペア:82種類 貴金属:7種類 株式指数:35種類 個別株:674種類 コモディティ:7種類 原油:6種類 仮想通貨:18種類 |
最低入金額 | 1万円 |
5. レバレッジ
iFOREXの最大レバレッジは400倍となっていますが、一部の通貨ペアは最大200倍となっています。貴金属CFDはパラジウムと銅は最大100倍、それ以外の銘柄は最大400倍となってます。株式指数CFDは多くの銘柄が最大200倍となっていますが、一部銘柄はそれ以下に制限されています。仮想通貨CFDは全て最大10倍です。
なお、他の海外FX業者では、口座の残高が一定額を超えるとレバレッジが制限されるケースが多いですが、iFOREXではどれほど口座残高が増えても最大レバレッジが維持されます。
6. 追証・ゼロカット
iFOREXでは「ゼロカットシステム」を導入しているため、追証は絶対に発生しません。
ゼロカットシステムとは、口座残高以上の損失が生まれた場合に、その損失分を業者側が補填してくれるシステムです。FXでは、相場が急変動した際に強制ロスカットが間に合わず、口座残高を超える損失を抱えるリスクがあります。国内のFX業者では、口座残高以上の損失を「追証」として請求され、追証を支払わないと裁判所を通した請求が行われ、最悪の場合は財産や給与が差し押さえられます。
しかし、iFOREXにはゼロカットシステムがあるので、口座残高がマイナスになってもiFOREX側が帳消しにしてゼロに戻してくれます。
ゼロカットシステムが設けられているiFOREXで取引すれば、預けた証拠金以上に損する恐れが無く、リスクを限定したうえでハイレバレッジの恩恵を受けられるのです。
7. 取引方式・取引の透明性
iFOREXは取引方式について公表していませんが、OTC方式 (DD方式)を採用しているとみられます。
OTC方式 (DD方式)とは、FX業者が顧客の注文を一旦呑んで処理する注文方式です。顧客と業者の利益相反が問題視されており、不正なレート操作や約定拒否を行いわざと顧客を負けさせて、利益を上げている業者もあります。スプレッドが狭くなりやすいというメリットがある一方で、取引の透明性には難があり、賛否両論わかれる取引方式です。
iFOREXがOTC方式を採用していると推測できる理由として、「1日に10回から数百に及びスキャルピング」を禁止行為としていることが挙げられます。スキャルピングで勝ちまくるトレーダーが増えてしまうと、呑み行為によって低スプレッドを維持することが難しくなってしまうため、過度なスキャルピングを禁じているのでしょう。
ちなみに、DD方式の対となるのがNDD(ノン・ディーリング・デスク)方式。
NDD方式とは、ディーリングデスク(ディーラー)を通さない取引方式のことで、トレーダーの注文は業者のサーバー内で自動的に処理されます。ディーラーの裁量が介在しないため、トレーダーにとって不利なレートで約定したり、業者によるストップ刈りが行われる心配が少なく、透明性と公平性が高い取引方式といえるでしょう。
透明性の高い環境で取引したい方は、NDD方式のなかでも特にクリーンなECN口座を採用している、AXIORYのナノスプレッド口座を選ぶと良いでしょう。
8. スプレッド・スワップポイント
iFOREXの主要な取り扱いペアそれぞれのスプレッドとスワップポイントをまとめました。取引画面では、スワップポイントを「オーバーナイト金利」と表現されていますが、意味合いは同じです。
主要な通貨ペアの平均スプレッドとスワップポイントは以下のとおり。
銘柄 | 平均スプレッド | 買スワップ | 売スワップ |
---|---|---|---|
EURUSD | 0.7pips | -0.00714% | -0.00342% |
USDJPY | 0.8pips | -0.00104% | -0.00313% |
GBPUSD | 1.1pips | -0.00497% | -0.00447% |
USDCAD | 2.0pips | -0.00174% | -0.00243% |
USDCHF | 1.5pips | -0.00311% | -0.00425% |
AUDUSD | 0.8pips | -0.00436% | -0.00189% |
NZDUSD | 2.0pips | -0.00439% | -0.00214% |
EURJPY | 1.2pips | -0.00290% | -0.00126% |
GBPJPY | 2.3pips | -0.00129% | -0.00288% |
AUDJPY | 3.0pips | -0.00124% | -0.00293% |
主要なCFD商品の平均スプレッドとスワップポイントは以下のとおり。
銘柄 | 平均スプレッド | 買スワップ | 売スワップ |
---|---|---|---|
金 (XAUUSD) | 0.48 | -0.00744% | -0.00645% |
銀 (XAGUSD) | 0.040 | -0.00744% | -0.00645% |
WTI原油 | 0.040 | -0.00744% | -0.00645% |
ブレント原油 | 0.45 | -0.00744% | -0.00645% |
米国30 (NYダウ) | 4.15 | -0.00744% | -0.00645% |
米国500 (S&P500) | 0.67 | -0.00744% | -0.00645% |
米国テック100 (NASDAQ) | 2.31 | -0.00744% | -0.00645% |
日本225 (日経平均) | 14.0 | -0.00640% | -0.00749% |
主要な仮想通貨ペアの平均スプレッドとスワップポイントは以下のとおり。
銘柄 | 平均スプレッド | 買スワップ | 売スワップ |
---|---|---|---|
BTCJPY | 3359 | -0.05501% | -0.03610% |
BTCUSD | 31.83 | -0.05605% | -0.03506% |
ETHJPY | 334 | -0.06890% | -0.03610% |
ETHUSD | 1.923 | -0.06994% | -0.03506% |
XRPJPY | 0.3755 | -0.06890% | -0.03610% |
XRPUSD | 0.003558 | -0.06994% | -0.03506% |
LTCJPY | 370.96 | -0.06890% | -0.03610% |
LTCUSD | 0.4162 | -0.06994% | -0.03506% |
BCHUSD | 2.02 | -0.06994% | -0.03506% |
9. 取引プラットフォーム
iFOREXでは取引プラットフォームとして「FXnet Trader」という独自開発のものを導入しています。海外FXではMetaTrader (MT4、MT5)が広く浸透していますが、iFOREXはMetaTraderに対応していません。
FXnet Traderは、Webブラウザベースの取引プラットフォームなので、WindowsとMacの両方に対応していて、わざわざソフトをインストールする必要がありません。また、iOSデバイス(iPhone、iPad)やAndroidデバイス向けにも専用のアプリが配信されており、外出先からでも手軽にチャート分析やトレードを行うことができます。
MetaTraderに比べると機能の少なさは否めませんが、基本的なチャート分析やトレードにおいては不自由ありません。ただ、自動売買には一切対応していないため、自動売買をやりたい方はiFOREXを選ぶべきではありません。
10. 入金方法・出金方法
iFOREXが用意している入金方法は以下のとおり。
入金方法 | 最低入金額 | 手数料 | 反映時間 |
---|---|---|---|
クレジットカード デビットカード | 1万円 | 無料 | 即時 |
bitwallet | 1万円 | 無料 | 即時 |
国内銀行送金 | 1万円 | 無料 | 1~2営業日 |
海外銀行送金 | 1万円 | 約5,000円~ | 3~5営業日 |
海外FXではおなじみのEウォレットサービス「bitwallet」(ビットウォレット)に対応しているのは嬉しいポイント。bitwalletは多くの海外FX業者が入出金手段として採用しているサービスで、格安の手数料でスピーディーな送金ができることから、広く浸透しています。bitwalletで入出金するためには事前にアカウント登録が必要ですが、海外FXを使うなら欠かせないツールです。
bitwallet以外にもいくつかの入金方法が用意されています。
「国内銀行送金」(現地銀行/電信送金)は、日本の銀行から振り込む方法で、銀行口座さえ持っていれば誰でも入金できます。グローバルコレクトジャパン株式会社という代金収納会社の口座へ振り込むと、1~2営業日以内にはiFOREXの取引口座に反映します。その際にかかる手数料は、銀行の振り込み手数料(数百円)のみで、三井住友銀行をお持ちの方なら同行間無料で振り込めます。
そのほかにも、VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・Discover等のクレジットカード・デビットカードでも入金が可能です。
海外銀行送金で入金することもできますが、最低でも一回5,000円以上の手数料がかかってしまううえに、反映まで3~5営業日ほど待たされてしまうため、特にメリットがありません。
出金方法は以下のとおり。
出金方法 | 手数料 | 反映時間 | 利益分出金 |
---|---|---|---|
クレジットカード デビットカード | 無料 | 数日 〜2ヶ月 | |
bitwallet | 無料 | 3~5営業日 | |
海外銀行送金 | 10万円以上:月3回まで無料 10万円未満:2,000円 ※リフティングチャージ、 被仕向手数料は顧客負担 | 3~5営業日 |
iFOREXの出金手数料は原則として無料となっていますが、海外銀行送金の場合2,000円の手数料がかかる場合があります。海外銀行送金で出金する場合、10万円以上の出金なら月3回まで無料となりますが、月4回以降の出金に対しては2,000円、10万円未満の出金では回数問わず2,000円の手数料がかかります。
クレジットカード・デビットカードで出金する場合、ショッピング枠で決済した分をキャンセル(返金)するという処理が行われるため、カードで入金した分以上を出金することはできません。
例えば、カードで3万円入金した後、7万円の利益を得て残高が10万円になったとしましょう。残高10万円をすべて引き出す場合は次のように手続きを進めます。
- カードへ3万円を返金
- その他の出金方法(bitwallet・海外銀行送金)で7万円を出金
また、出金する際は「出金依頼書」を印刷し、手書きの署名をしたうえでスキャンを行ってiFOREXへ送る必要があります。しかも、出金するたびに毎回依頼書を提出しなくてはならず、実に非効率的で面倒くさいです。iFOREXには一刻も早くデジタル化してほしいものですが、現状ではこの方法しか用意されていません。
11. ボーナスキャンペーン
iFOREXでは新規顧客を獲得するため、いくつかのボーナスキャンペーンを用意しています。
100%+25%の初回入金ボーナス
iFOREXへ初めて入金すると、$1,000を上限として入金額に対する100%ボーナスが付与されます。また、初回入金額が$1,000を超える場合は、$1,000~$5,000に対して25%のボーナスが付与され、100%ボーナスと合わせると最大$2,000のボーナスを受け取ることができます。
ボーナスは「トレーディングチケット」として付与されます。トレーディングチケットは取引証拠金としてのみ利用可能で、出金することはできません。
初回入金額 | 100%ボーナス | 25%ボーナス | 証拠金合計 |
---|---|---|---|
$100 | $100 | – | $200 |
$500 | $500 | – | $1,000 |
$1,000 | $1,000 | – | $2,000 |
$3,000 | $1,000 | $500 | $4,500 |
$5,000 | $1,000 | $1,000 | $7,000 |
2回目以降の入金に対してはボーナスは付与されませんのでご注意ください。
証拠金に対して年利3%の利息付与
iFOREXの口座に$1,000(約10万円)以上の残高がある状態で、月に1回でも取引すれば、翌月5日に年利3%の月割の利息が支払われます。
利息はトレーディングチケットではなく直接残高に反映され、そのまま取引証拠金として使うこともできますし、出金することもできます。
日本の定期預金の金利が0.02%であることを考えると、その150倍もの利息をノーリスクで受け取れるのは非常に魅力的な制度といえるでしょう。ただし、利息の対象となるのは$150,000(約1,500万円)まで。
12. サポート体制
iFOREXには日本人スタッフが常駐していて、平日ならメールや電話を通じて日本語で問い合わせることができます。わからないことは「cs-jp@iforex.com」宛にメールするか、「+30-210-374-2583」宛に電話をかけましょう。
また、iFOREXのウェブサイトは日本語表示に対応しているので、英語力に自信がない方でも不便なく利用できるでしょう。口座開設も取引ページもほぼ全てが日本語化されています。
iFOREXのメリット
iFOREXを使うメリットを、実際の使い心地やネット上の評判などを交えながらご紹介します。
800以上もの豊富な銘柄数
iFOREX最大の強みは、取扱銘柄がとにかく豊富で、ありとあらゆる銘柄を一つの口座で銘柄を取引できることでしょう。
FX通貨ペアの種類はなんと82種類。さらに、35種類もの株式指数CFDに加え、世界各国の個別株CFDを600以上取り揃えており、株式のトレードもできてしまいます。さらには、7種類の貴金属CFDや7種類のコモディティCFD、6種類の原油CFD、そして18種類の仮想通貨CFDを取引可能です。
これほどまでに多くの銘柄を取引できるFX業者はiFOREXのほかにありません。
iFOREXの取引銘柄は海外FX業者の中でもトップクラスと言えるほど多いです。
— せるふぃ@ハイレバ戦士 (@iforex_haireba) September 26, 2020
通貨ペアはもちろん、株式、仮想通貨、CFDなど、iFOREXだけでもほとんど取引できるかと思います。
iForexへ入金して…
— たかたか (@fx100109) March 17, 2020
米の個別株買いたいわな~
どれほど口座残高が増えても最大400倍レバレッジ
海外FXでは数百倍のレバレッジが当たり前で、1,000倍を超える超ハイレバレッジを提供している業者も珍しくありません。しかしながら、口座残高が増えるにつれてレバレッジが制限されるケースが多く、多額をハイレバで運用し続けられる業者は限られています。
例えば、最大1,000倍で有名なXMTradingは、保有する口座の残高合計が$20,000 (約200万円)を超えると最大レバレッジが200倍へ制限され、$100,000 (約1,000万円)を超えると100倍にまで制限されてしまいます。
そんななか、iFOREXはどれほど口座残高が増えても最大400倍のレバレッジは維持され、仮に数百万円・数千万円を預けたとしてもハイレバトレードを続けられます。多額をハイレバで運用したい方は、iFOREXを検討すると良いでしょう。
ロスカットレベル0%で口座残高が尽きるまでポジションを持てる
手持ち資金の何倍もの取引を行うFXでは、レバレッジ効果によってハイリターンを狙えると同時に、損失も膨らみやすいという側面があります。そのため、含み損が膨らみすぎたとき強制的にポジションを損切りする「強制ロスカット」という仕組みが多くのFX業者に設けられています。そして、強制ロスカットが発動するタイミングのことを「ロスカットレベル」といいます。
例えば、日本人に人気のあるXMTradingでは、ロスカットレベルが20%に設定されています。これは、証拠金維持率が20%を下回ったときに、強制ロスカットが発動するという意味。
しかしながら、iFOREXではロスカットレベルが0%に設定されています。強制ロスカットそのものが存在せず、口座残高が尽きるその時まで含み損ポジションを握り続けられるので、含み損を抱えても生き残れるチャンスが増えます。
ロスカットレベル0%と、最大400倍のハイレバがあるからこそ、数万円の資金から1億・2億と爆益を稼ぐ「アイフォ戦士」が誕生するわけです。
iFOREXの取引銘柄は海外FX業者の中でもトップクラスと言えるほど多いです。
— せるふぃ@ハイレバ戦士 (@iforex_haireba) September 26, 2020
通貨ペアはもちろん、株式、仮想通貨、CFDなど、iFOREXだけでもほとんど取引できるかと思います。
メジャー通貨ペアのスプレッドが狭い
iFOREXは国内のFX業者同様にOTC方式 (DD方式)をとっているためか、メジャー通貨ペアに関しては他の海外FX業者よりもスプレッドが狭くなっています。EURUSDやUSDJPYなら1pipsを切っているので、デイトレードにはとても有利な環境です。
参考までに、日本人に人気のあるXMTradingや、スプレッドが低いことで定評のあるAXIORYと比べてみました。クロス円ペアはAXIORYナノスプレッド口座の圧勝ですが、EURUSD・USDJPY・GBPUSD・AUDUSDならAXIORYと同等で、XMTradingの半分くらいの水準となっています。
※AXIORYのナノスプレッド口座はECN口座のため、スプレッドと取引手数料をあわせたものが実質スプレッドとなります。
銘柄 | iFOREX | XMTrading | AXIORY ナノ口座 |
---|---|---|---|
EURUSD | 0.7pips | 1.7pips | 実質0.8pips |
USDJPY | 0.8pips | 1.6pips | 実質0.8pips |
GBPUSD | 1.1pips | 2.4pips | 実質1.1pips |
USDCAD | 2.0pips | 2.2pips | 実質1.3pips |
USDCHF | 1.5pips | 2.1pips | 実質1.1pips |
AUDUSD | 0.8pips | 1.9pips | 実質0.9pips |
NZDUSD | 2.0pips | 2.7pips | 実質1.3pips |
EURJPY | 1.2pips | 2.3pips | 実質1.0pips |
GBPJPY | 2.3pips | 3.6pips | 実質1.3pips |
AUDJPY | 3.0pips | 3.3pips | 実質1.3pips |
追証を心配せずハイレバ取引できる
iFOREXには「ゼロカットシステム」が導入されているため、万が一にも口座残高がマイナスになってしまっても、そのマイナス分をiFOREX側が補填してゼロに戻してくれます。
ゼロカットのあるiFOREXで取引していれば、たとえハイレバトレードに失敗して口座残高を超えるほどの大損をしてしまっても、その時に失うのは口座のお金だけ。どれほどマイナス残高が膨らんでしまっても、マイナス分は必ずゼロカットされるので追証が請求される心配がありません。
日本国内では、法律によって「業者が顧客の損失を補填する行為」を禁止していることから、ゼロカットを行う業者は一社たりとも存在しません。マイナス分を顧客へ請求する「追証」という悪魔のシステムがあるせいで、FXで失敗したがために到底払いきれない借金を背負ってしまう人が後を絶たないのです。
このような背景から、年々追証の危険性とゼロカットの重要性が認知されているとともに、ゼロカットのある海外FX業者のニーズが高まっています。
本人確認書類を提出しなくても取引を始められる
国内外問わず、FX業者では本人確認書類を義務化していて、原則として書類を提出しないと取引を始められません。国内のFX業者では、身分証明書に加えてマイナンバーを提出し、場合によっては郵便物を受け取る必要があります。
もちろんiFOREXでも書類提出が義務付けられていますが、提出が求められるのは資金を出金するときで、取引を始める際には提出不要です。iFOREXの登録ページから口座開設して資金を入金するだけで、すぐにFXトレードを始められます。
iFOREXのデメリット
出金に手間がかかる(出金依頼書)
iFOREXで資金を出金する際には、「出金依頼書」に手書きでサインして送付しなくてはなりません。しかも、サインした出金依頼書はスキャンしてマイページから送信するか、FAXで送る必要があり、スマホでの撮影は認められません。
身分証明書や現住所確認書類はスマホで撮った写真をそのまま送れるのに、なぜ出金依頼書はスマホ撮影NGなのかは不明ですが、運営がそう定めているのならば従うほかありません。
TwitterでもiFOREX特有の出金の面倒くささを嘆くツイートがたくさん見受けられました。
FX業者iForexの出金依頼書の署名の部分にペイントで書いたらダメだって返されたんだがーー!!!くそーー!!
— NEZ(ネジネジ) (@nezinezi2010) September 26, 2011
相変わらずiforexの出金は面倒だな。
— くろちー (@kurochi135) September 16, 2019
iFOREX毎日出金面倒だからXMにするンゴ。
— カワセダルマ (@kawase_daruma) July 9, 2019
MT4・MT5が使えない
海外FX業者の多くが取引プラットフォームとしてMetaTrader(MT4・MT5)を採用しているなか、iFOREXはMetaTrader非対応で、自社独自の「FXnet Trader」を採用しています。
裁量トレードにおいては特に支障はありませんが、自動売買をやるならMetaTraderが必須です。
1年口座を放置すると手数料が引かれる
1年(12ヶ月)以上トレードをせずに口座を放置し、放置時点で口座残高が残っている場合、以降は3ヶ月で$15の口座維持手数料が引かれていきます。
ただし、XMTradingのように放置して口座が凍結されることはありませんので、ご安心ください。
信託保全がない
iFOREXの営業を認可している英領バージン諸島の金融サービス委員会は、業者に対して信託保全の導入を義務付けていないため、iFOREXも信託保全を設けていません。
長らく運営を続けてきたiFOREXがある日いきなり倒産することは考えづらいですが、万が一iFOREXが潰れてしまったとき、信託保全が無いことを理由に資金が返還されない可能性はゼロではありません。まとまった利益を出したら、なるべく早めに出金することをおすすめします。
iFOREXの口座開設~取引開始までの流れ
iFOREXの口座開設と取引開始までの具体的な流れは、次のとおり。
- iFOREXの登録ページからアカウント登録
- ログインパスワードを確認
- 個人情報の登録
- 必要書類をアップロード
- 口座へ資金を入金
- 取引開始
iFOREXを使うべき人とは
この記事ではiFOREXのレビューやメリット・デメリットを詳しくチェックしてきました。
最後に、iFOREXを使うべき人とiFOREXを使わないほうが良い人の特徴をまとめます。
- FXや仮想通貨、株式など様々な商品をトレードしたい人
- 追証が発生しない環境で安心してトレードしたい人
- ロスカットギリギリのギャンブルトレードを楽しみたい人
- 入金ボーナスを受け取ってお得にFXを始めたい人
- 英語力に自信がないため、手厚い日本語サポートを受けたい人
- 法人口座を持ちたい人
- 自動売買をやりたい人 (iFOREXのFXnet Traderは自動売買に非対応)
- 信託保全のある環境下で多額のハイレバトレードをしたい人
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