Money Partners(マネーパートナーズ)は、FXやCFD、代用有価証券などといった商品を取り扱っている国内の金融先物取引業者です。FXに関しては、パートナーズFXとパートナーズFX nanoに分かれています。
そこでこの記事では、Money Partnersの特徴やメリット・デメリット、口座開設の方法についても詳しくご紹介します。少額取引を検討している初心者や自動売買ツールにも関心を寄せている方などは、参考にしてみてください。
公式サイト:FX・外貨両替のマネーパートナーズ -外為を誠実に-
Money Partnersはどんな会社?
Money Partners(マネーパートナーズ)は、株式会社マネーパートナーズのサービスで、FXやCFD、代用有価証券取引を始められます。
Money Partners(マネーパートナーズ)のFXサービスは、2種類に分かれています。パートナーズFXとパートナーズFXnanoは、最低取引単位や通貨ペア、証拠金維持率など各種ルールやツールなどに違いがあります。
各サービスの通貨ペアは、以下の通りです。
通貨ペア | パートナーズFX | パートナーズFXnano |
---|---|---|
USDJPY | ◯ | ◯ |
EURJPY | ◯ | ◯ |
AUDJPY | ◯ | ◯ |
EURUSD | ◯ | ◯ |
GBPJPY | ◯ | ◯ |
NZDJPY | ◯ | ◯ |
TRYJPY | ◯ | ◯ |
MXNJPY | ◯ | ◯ |
ZARJPY | ◯ | ◯ |
CHFJPY | ◯ | ◯ |
CADJPY | ◯ | ◯ |
HKDJPY | ◯ | |
SGDJPY | ◯ | |
GBPUSD | ◯ | ◯ |
AUDUSD | ◯ | ◯ |
EURAUD | ◯ | ◯ |
EURGBP | ◯ | ◯ |
GBPAUD | ◯ | ◯ |
NZDUSD | ◯ | ◯ |
USDCAD | ◯ | |
USDZAR | ◯ | |
USDTRY | ◯ | |
USDMXN | ◯ |
どちらのサービスでも米ドル/円やユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円などのメジャー通貨、南アフリカランド/円などスワップポイントの高い通貨を選択することが可能です。
スワップポイントやスプレッドは、それぞれのサービスで異なる部分もあります。また、スプレッド縮小キャンペーンが実施されている場合は、一時的にスプレッドコストを0ポイントもしくは縮小してもらえます。
その他パートナーズFXとパートナーズFXnanoの特徴は、次の項目で紹介します。
Money Partnersの特徴
Money Partners(マネーパートナーズ)は、他のFX業者と異なり2種類のサービスを選択し、トレードを進めていく方式です。他には、サポートツールやコンテンツの充実度という点では、強みをもっています。
それでは、Money Partners(マネーパートナーズ)の主な特徴について確認していきます。
2種類のサービスから選択

前段で紹介した通り、Money Partners(マネーパートナーズ)では、パートナーズFXとパートナーズFXnanoという2種類のサービスを選択できます。
パートナーズFXは、FX経験者向けのサービスで、通貨ペア数24種類、4種類のツールに対応、取引単位1万通貨単位といった特徴を持っています。また、有価証券を担保にFXの証拠金として使える「代用有価証券サービス」も、パートナーズFXならではのサービスです。
一方、パートナーズFXnanoは、通貨ペア18種類、2種類のツールに対応、取引単位100通貨単位という初心者および少額取引を予定している方向けのサービスです。
スプレッドコストは、キャンペーンによるスプレッド縮小特典を除くと、どちらも同等です。以下に主なスプレッドコストを比較します。
通貨ペア | パートナーズFX | パートナーズFXnano |
---|---|---|
USDJPY | 8~翌3時:0.3銭 3~8時:0.4銭以下 | 23~翌16時:0.2銭 16~18時:0.1銭 18~21時:0.0銭 21~23時:0.1銭 |
EURJPY | 12~翌1時:0.4銭 1~12時:0.4銭 | 23~翌16時:0.4銭 16~23時:0.3銭 |
GBPJPY | 12~翌1時:0.7銭 1~12時:1.9銭以下 | 23~翌16時:0.7銭 16~23時:0.5銭 |
パートナーズFXnanoは、「nano米ドル/円スプレッド縮小キャンペーン」(12月1日まで)と「nanoスプレッド縮小キャンペーン」(11月30日まで)、「nano豪ドル/円スプレッド縮小キャンペーン」(11月12日まで)のため、各スプレッドが縮小されています。
パートナーズFXnanoのスワップポイントは、100通貨単位でスケジュールに記載されています。米ドル/円のスワップポイントを以下に紹介します。
- パートナーズFXnano:買い0.01、売り-1.69
- パートナーズFX:買い1.00、売り-1.19
(※11月5日のスワップポイント)
Money Partners(マネーパートナーズ)を検討する時は、パートナーズFXとパートナーズFXnanoの取引概要を把握しておくのも大切です。
取引や分析に関するサポートツールを利用

Money Partners(マネーパートナーズ)でトレードを行う時は、3種類もしくは2種類のツールを利用しながら分析、トレードできます。
Money Partners(マネーパートナーズ)のトレードツールは、以下の通りです。
クイック発注ボード | インストール不要で利用可能レートのクリックで発注可能各種情報を1つの画面に集約 |
HyperSpeed Touch | スマートフォン用アプリ連続予約注文可能(事前に設定しておくと連続で自動発注)利食いと損切りポイントを同時に設定可能 |
HyperSpeed NEXT | Windows用ソフトシステムに注文方法を任せるASストリーミングや自動売買機能を搭載26種類のテクニカル指標を活用可能 |
特に機能が充実しているツールは、HyperSpeed NEXTです。HyperSpeed NEXTは、手動で発注操作やテクニカル分析を行うことができます。さらにストラテジ機能では、売買ルールを設定しバックテストによる検証後、自動売買機能を稼働させられます。
HyperSpeed NEXTに対応しているのは、パートナーズFXのみです。
そして、HyperSpeed TouchはHyperSpeed NEXT、HyperSpeed Touch nanoはパートナーズFXnano用のトレードアプリです。サービスによって対応ツールが異なる点は、事前に把握しておくのも大切です。
各種手数料無料
Money Partners(マネーパートナーズ)には、取引手数料を含め各種手数料無料という強みもあります。
手数料に関しては、パートナーズFXとパートナーズFXnanoどちらも共通の内容です。それでは、以下に各種手数料の項目を紹介します。
- 口座維持費:無料
- システム利用料:無料
- 取引手数料:無料
- 現受け、現渡し:1回の取引につき0.1円
- 入金手数料:クイック入金のみ無料
- 出金手数料:条件付き無料
現受けとは、買いの保有ポジションを外貨で受け取る決済方法のことです。現渡しは、売りの保有ポジションを日本円で受け取る決済方法を指します。現金に換えたい場合は、いずれかの方法を選択することで実現できます。
入金手数料は、クイック入金と振込入金に分かれています。
クイック入金 | 手数料無料指定の提携金融機関から入金操作を行うリアルタイムで入金が反映される |
振込入金 | 振込手数料の負担あり銀行やATMから入金操作を行う状況に応じて入金の反映まで時間がかかる |
出金手数料は、1ヶ月出金回数5回以内であれば無料です。6回目以降は、1回につき440円の手数料がかかります。外貨で出金する場合は、毎回2,500円の手数料がかかります。ただし、1回につき2万通貨以上の出金であれば無料です。
レバレッジ最大25倍
Money Partners(マネーパートナーズ)には、レバレッジ最大25倍まで対応しています。レバレッジとは、少額の資金で自己資金を超える取引を始められるサービスのことです。
レバレッジ5倍の場合は、自己資金に対して5倍の取引を行えます。
Money Partners(マネーパートナーズ)では、自己資金をいくら入金したかによって自動的に定められる仕組みです。そのため、ユーザー側は、トレードやその他のタイミングでレバレッジの設定不要です。
ただし、必要最低限の証拠金を入金した場合は、レバレッジ25倍で設定されています。倍率を下げたい場合は入金額を増やし、1回の取引額を抑える必要があります。
Money Partnersのメリット
ここからは、Money Partners(マネーパートナーズ)のメリットについて紹介していきます。
初心者向けのツールやコンテンツも多い

Money Partners(マネーパートナーズ)のFXでは、売買タイミングの予測サービスやアナリストによる最新情報および分析記事の配信など、経験者だけでなく初心者にも嬉しいツールやコンテンツも提供されています。
トレードレポートは、月間30回以上約定している場合に発行される分析レポートで、トレードの傾向や不足しているポイントなどをグラフも用いながら解説してくれます。
かんたんトレナビは、チャートなどで買いや売りのシグナルを表示してくれるツールです。一般的にどこが買いシグナルなのか、どこが売るポイントなのか視覚的に判断できます。
ただし、ツールに従ったからといって、必ず利益を得られるということではありません。あくまで参考情報という捉え方が重要です。
コンテンツに関しては、マネパFX情報室やコラム記事で、日々の相場や市況に関する分析記事をチェックできます。
また、マネパFXビギナースクールは、動画解説でトレードの仕組みや予約注文の方法、テクニカル分析の理屈や方法を1から学習することが可能です。
少額取引が可能

Money Partners(マネーパートナーズ)は、自己資金1万円や数1,000円台でFXトレードを始めたい方にもメリットのあるサービスです。
パートナーズFXnanoは、100通貨単位からトレードを始められます。米ドル/円の場合は、400円台、ユーロ/円500円台、南アランド/円では40円台の必要証拠金でトレードを進められます。
1万通貨や100万通貨単位の取引と比較すると、大幅に資金面の負担を抑えることが可能です。試しにFXを始めたい方、まずは数1,000円程度の資金でFXトレードに慣れたい方などには、利用しやすいサービス内容です。
自動売買可能なツールがある

パートナーズFXを選択した場合は、「HyperSpeed NEXT」のストラテジ機能などを用いながら自動売買を行えます。
「HyperSpeed NEXT」は、高機能取引ツールの一種で、テクニカル指標を用いた分析や手動の発注操作に加えて、ASストリーミング、ストラテジ構築機能、売買シグナルの表示機能などを利用することが可能です。
- ASストリーミング:通貨ペア以外の買い・売りの判断、新規・決済などをプログラムが自動で判断
- ストラテジ構築機能:売買ルールを作成可能な機能
- バックテスト:作成した売買ルールを過去の値動きを用いて検証
- 売買シグナル:事前に作成した売買ルールに基づいて買い・売りのポイントを知らせてくれる
自動売買を用いたトレードは感情を排除できるため、冷静に分析およびトレードを継続できます。また、仕事や家事、その他用事で忙しい時でもトレードを継続することが可能です。
Money Partnersのデメリット
続いてはMoney Partners(マネーパートナーズ)のデメリットについて紹介します。
デモ口座には非対応
Money Partners(マネーパートナーズ)は、デモ口座に対応していません。初心者や手法を確立してからトレードを始めたい方には、デメリットの1つです。
デモ口座とは、仮想の資金でリアルタイムもしくは過去のチャート、仮想のチャートで模擬トレードを繰り返せるサービスのことです。国内のFX会社によっては、デモトレードを1ヶ月~3ヶ月間行えるサービスを提供しています。
デモトレードは、トレードの感覚を体験したり手法を気軽に試したりできるのが強みです。一方、Money Partners(マネーパートナーズ)では、デモトレードを行うことができません。
「HyperSpeed NEXT」のバックテストやパートナーズFXnanoの少額取引は、売買手法の検証や損失を少額に抑えながらトレードの仕組みを知る方法として活用できます。
オペレーター対応時間が24時間ではない
オペレーターの対応時間は、月曜日から金曜日の9時~17時までと定められています。さらにコロナ禍を考慮して、電話による問い合わせも同様の対応時間へ変更されました。
都度、不明点をオペレーターへ相談・質問したい方には、デメリットとして捉えられるポイントです。
ただし、チャットの場合は、対応時間外でもプログラム(ロボ)による返信サービスを受けられます。チャートの利用方法は、Money Partners(マネーパートナーズ)へアクセスし、画面右下のチャットボタンをクリックすると質問できるようになっています。
対応時間外に口座開設やツール、トレードに関して相談したい時は、チャットを活用してみるのが大切です。
パートナーズFX nanoはツールに制限がかかる
パートナーズFXnanoでは少額取引を行える一方、トレードツールに制限がかかっています。自動売買や高機能ツールを求めている方には、不便に感じる可能性もあります。
パートナーズFX nanoは、「HyperSpeed NEXT」を利用することができません。「HyperSpeed NEXT」は、テクニカル分析や発注・決済操作の他、自動売買機能などを活用できます。
その他「クイック発注ボード」や「HyperSpeed Touch nano」は、ライン描画やテクニカル分析を行えるものの自動売買機能を搭載していません。自動売買を前提としたトレードを検討している方は、パートナーズFXから検討する必要があります。
Money Partnersの口座開設方法
すぐに口座開設の審査結果を通知して欲しい時は、クイック審査を選択してみるのが大切です。クイック審査とは、本人確認書類確認の際にマイナンバー確認書類などを提出したのち、AIによる審査を受ける方法のことです。最短1時間で結果を知ることが可能です。
以下にクイック審査を用いた口座開設方法を紹介します。
- 申込フォームで必要事項の入力
- 本人確認書類の提出
- 審査結果の通知、口座開設手続き完了
- パスワードの設定
- 入金、トレード開始
マイナンバーカードを所有している場合は、同カードと本人確認書類1点の合計2点を撮影し、画像ファイルの提出を行います。
マイナンバーカードを所有していない時は、個人番号通知カードと本人確認書類2点の合計3点が必要です。さらに個人番号通知カードを所有していない場合は、マイナンバー記載の住民票(写し)と本人確認書類1点の合計2点を準備します。
運転免許証や日本国パスポート、健康保険証、住民票の写しなどが、本人確認書類として認められています。そして、通常の審査を選択した時は、後日郵送にて審査結果通知を受け取る流れです。
Money Partnersのキャンペーン
Money Partners(マネーパートナーズ)では、不定期でスプレッド縮小キャンペーンや現金プレゼントキャンペーンなどを実施しています。特にスプレッド縮小は、トレーダーにとってメリットのある特典です。
以下にFXに関するキャンペーンを紹介します。
nano米ドル/円スプレッド 5万通貨までは終日0.0銭に縮小キャンペーン | 2021年11月30日までパートナーズFXnano限定米ドル/円のスプレッド0.0銭(1回の注文数量5万通貨まで)1回の注文数量20万通貨までは、キャンペーン期間中18時~21時まで0.0銭 |
nanoスプレッド縮小キャンペーン 豪ドル/円0.2銭 | 2021年11月12日までパートナーズFXnano限定豪ドル/円のスプレッド0.2銭まで縮小(1回の注文数量5万通貨まで) |
PFXスプレッド縮小キャンペーン 18:00~24:00の間米ドル/円0.2銭、豪ドル/円0.3銭 | 2021年11月12日までパートナーズFX限定18時~24時まで米ドル/円のスプレッド0.2銭に縮小豪ドル/円のスプレッド0.3銭に縮小 |
nanoスプレッド縮小キャンペーン | 2021年11月30日までパートナーズFXnano限定16時~24時まではハッピーロンドンタイムトルコリラ/円、豪ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/円、豪ドル/米ドルのスプレッドが縮小 |
11月も終日キャッシュバックキャンペーン第1弾 | 2021年11月12日までパートナーズFX限定11通貨ペアの新規、決済取引の際、キャッシュバックを受けられる |
上記の他、友人や家族などへMoney Partners(マネーパートナーズ)を紹介した上で口座開設してもらうと、紹介者に2,500円相当、口座開設者に1,500円相当の特典が提供されます。
具体的には、QUOカード500円分とキャッシュバック特典です。紹介者は2,000相当のキャッシュバック、口座開設者は1,000円相当のキャッシュバックを受けられます。
まとめ
Money Partners(マネーパートナーズ)のFXサービスでは、パートナーズFXnanoとパートナーズFXの2種類に分かれています。
パートナーズFXnanoは、100通貨単位の少額取引を行う際に役立ちます。自動売買機能や高機能取引は、パートナーズFXで対応しています。
数100円や数1,000円の資金でトレードを始めたい方や自動売買ツールで効率よくトレードを進めていきたい方は、今回の記事を参考に比較検討を進めてみてはいかがでしょうか。
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