OANDAは、世界7か国にオフィスがあるFX会社で、本社はアメリカにあります。
FXトレーダーでは有名なアプリMetaTrader4(MT4)が利用できる点や取扱通貨ペアが69通貨ペアとその多さに定評があります。
ここではOANDAの特徴やメリット・デメリット、口座開設の仕方について詳しくご紹介します。FX会社を比較検討したい人やOANDAのサービスを知りたい人は参考にしてみてください。
公式サイト:FXトレードならOANDA証券株式会社
OANDAとは?
アメリカに本社のあるOANDA Global Corporationの日本支社として、OANDA証券株式会社が提供しているサービスです。アメリカに本社があることから海外FX会社と思うかもしれませんが、金融庁から金融商品取引業の登録を受けていることから国内FX会社になります。
OANDAは、FXトレーダーにとって有名なMT4が使えることや通貨ペアが豊富などの特徴を持っています。MT4が使えるということで、初心者向きではなくFX経験者向きと思われるかもしれません。しかしMT4は初心者でも扱うことができる取引ツールで、世界中のFXトレーダーが使っているということで有名になっています。
またOANDAでは、サポートの手厚さや1通貨取引などを実施しているため、これからFXを始める人でも取り組みやすいFX会社です。
OANDAの特徴
OANDAは、取扱い通貨ペアやサポートの手厚さなど主な特徴として4点確認していきます。
取扱い通貨ペア69通貨ペア
OANDAは、業界の中でもトップクラスに近い取扱い数である69通貨ペアの取引が可能です。
- USDJPY
- EURJPY
- AUDJPY
- GBPJPY
- NZDJPY
- CADJPY
- CHFJPY
- ZARJPY
- EURUSD
- GBPUSD
- NZDUSD
- AUDUSD
- USDCHF
- EURCHF
- GBPCHF
- EURGBP
- AUDNZD
- AUDCAD
- AUDCHF
- CADCHF
- EURAUD
- EURCAD
- EURDKK
- EURNOK
- EURNZD
- EURSEK
- GBPAUD
- GBPCAD
- GBPNZD
- NZDCAD
- NZDCHF
- USDCAD
- USDDKK
- USDNOK
- USDSEK
- AUDHKD
- AUDSGD
- CADHKD
- CADSGD
- CHFHKD
- CHFZAR
- EURCZK
- EURHKD
- EURHUF
- EURPLN
- EURSGD
- EURTRY
- EURZAR
- GBPHKD
- GBPPLN
- GBPSGD
- GBPZAR
- HKDJPY
- NZDHKD
- NZDSGD
- SGDCHF
- SGDJPY
- TRYJPY
- USDCNH
- USDCZK
- USDHKD
- USDHUF
- USDINR
- USDMXN
- USDPLN
- USDSGD
- USDTHB
- USDTRY
- USDZAR
一般的に人気のある取引通貨ペアは、米ドル/円(USDJPY)、ユーロ/円(EURJPY)、ポンド/円(GBPJPY)、豪ドル/円(AUDJPY)、ユーロ/米ドル(EURUSD)、ポンド/米ドル(GBPUSD)といった通貨です。
トレードする際に、取引量の多い通貨ペアでトレードするか、あるいは高金利通貨のスワップポイントを狙ってトレードするかなど、トレード方法は色々ありますので、自分に合ったスタイルで行うと良いです。
取引手数料無料
OANDAは、取引手数料を始めとする各種手数料がすべて無料で利用することができます。
口座開設費用 | 新規口座開設費用が無料 |
口座維持費用 | 口座開設後の維持費用がなし |
取引手数料 | 通貨購入の際の取引手数料が無料 |
入出金手数料 | クイック入金や出金時の手数料が無料 |
ロスカット手数料 | 証拠金維持率低下による強制決済(ロスカット)の手数料がなし |
最大レバレッジ25倍
OANDAでFXトレードを行う場合、レバレッジを最大25倍まで設定することができます。レバレッジとは、テコの原理のことで、トレードする際に口座にある資金にレバレッジをかけることで、入金した資金の何倍もの金額で取引が可能です。
OANDAのベーシックコースとプロコースの最小取引量は1,000通貨です。1ドル=110円と仮定した場合、25倍のレバレッジを効かせると、1,000通貨×110円÷25倍=4,400円の証拠金で1,000通貨の取引ができる計算となります。
また、仮にレバレッジを10倍に引き下げると、同様の条件で1,000通貨×110円÷10倍=11,000円の証拠金で1,000通貨の取引が可能となります。
レバレッジを下げれば下げるほどリスクとリターンがマイルドになる一方で、必要証拠金が増して、より多くの資金を入金する必要があります。逆に、レバレッジを上げれば上げるほど必要証拠金は少なくなりますが、リスクとリターンの振れ幅が大きくなります。
自身の許容リスクと資金量のバランスを見ながら、適切なレバレッジを保って取引することが大切です。
サポートが手厚い
OANDAの問い合わせは、電話、メール、LINEの3つで対応しています。
LINEはサービスや手続きに関する問い合わせに24時間365日チャットポットが答えるようになっています。メールはOANDAのWEBサイトの問い合わせページにフォームに入力して質問する内容です。そして電話での受付は平日8:00~20:00と比較的長い時間までサポートを行っています。
LINEやメール、電話と様々なアプローチでサポートを受けることができるため、活用すると良いです。
OANDAのメリット
OANDAのメリットとして、「MT4が使える」、「スプレッドが安い」、「1通貨取引が可能」の3つをご紹介します。
MT4が使える
OANDAの取引ツールとしてMT4、MT5、fxTradeの3つを使うことができます。
それぞれPCだけではなくスマホやタブレットにも対応しています。
MT4 (MetaTrader 4)
MT4とはMeta Quotes Software社が開発したソフトで様々な分析ツールや自動売買機能によって世界中のFXトレーダーが愛用しているツールです。
50種類以上のテクニカル分析ツールやチャートからのワンクリック注文などがあり、YouTubeなどにも多くの使い方の解説やMT4を使ったチャートの見方やトレンドラインのひき方といったことが紹介されています。
また、カスタムインジケータや自動売買システム(EA)も豊富にあり、それぞれのFXトレーダーにあった使い方がされています。
MT5 (MetaTrader 5)
MT5は、MT4の次世代版で、動作スピードが速くなったことや時間足の表示数や標準搭載のインジケータの数が増えました。
しかし、MT4と比べるとカスタムインジケータや自動売買システム(EA)が少ないことからMT5に切り替えずMT4を使っている人が多くいるのが現状です。
fxTrade
fxTradeは、OANDA独自の取引ツールでデザイン性や使いやすさがあり、初心者からFX経験者まで様々な人達が使うことができるツールです。
また、80種類以上のインジケータや50種類以上の描画ツールが標準装備されているため、より細かな相場分析などを行うことができる取引ツールです。
スプレッドが狭い
OANDAのスプレッドは業界最狭水準とまではいきませんが比較的狭い範囲となっています。
スプレッドとは、通貨の売値と買値の価格差のことをいい、それぞれ為替レートが表示されています。例えば、ドル円のスプレッド0.3銭の場合、買値が110.013、売値が110.010のように0.3銭の開きがあり、いわばトレーダーにかかる実質的な手数料といえます。
OANDAのFX東京サーバーのスプレッドが、ドル円が0.3銭、ユーロ円が0.4銭、ユーロ米ドルが0.5銭、ポンドドルが0.8銭、ポンド円が1.0銭、豪ドル円が0.6銭となっており、比較的狭いスプレッドになっています。
1通貨取引が可能
OANDAでは、ベーシックコースにおいて1通貨取引が可能となっています。
1通貨とは、ドル円であれば1ドル、ユーロ円であれば1ユーロとなります。必要証拠金が1ドル115円であれば、たったの4.6円で取引が可能です。
多くのFX会社では1,000通貨または10,000通貨での取引がほとんどですが、OANDAでは1通貨取引が可能なので、大きな資金を用意しなくても手軽にFXを始められるのが大きなメリットといえるでしょう。
OANDAは、デモ口座もありますが、取引環境がリアルと異なるためより本番さながらのトレードを行うとしたらリアル口座を使うしかありません。1通貨単位でトレードができるため、低リスクで本番の取引環境を確かめることができます。
OANDAのデメリット
OANDAのデメリットとして、「スキャルピングが公認ではない」、「キャンペーンが少ない」、「スワップポイントが低い」の3つをご紹介します。
スキャルピングが公認ではない
OANDAではスキャルピングを禁止している規定はありません。スキャルピングとは、数秒から数分単位で繰り返し売買を行うトレード方法の1つです。
スキャルピングは禁止ではないが公認はしていないという表現がされています。とくに1回の取引量が多い場合は注意が必要で、スキャルピングが禁止されていないからやって良いというわけではなく、サーバーなどに影響を与える恐れがある場合、最悪口座凍結など何らかの措置があるかもしれませんので注意が必要です。
キャンペーンが少ない
国内FX会社であれば、多くのFX会社が口座開設キャンペーンやキャッシュバックキャンペーンなどを実施しています。しかしOANDAでは、現状そのようなキャンペーンは行われていません。
スワップポイントが低い
OANDAは、国内FX会社と比べるとスワップポイントが高くありません。
OANDA以外にもスワップポイントが高いFX会社もあるため、もしスワップポイント狙いで運用を行っていくとしたら、OANDAではなく別のFX会社が良いです。
OANDAの口座開設方法
OANDAの口座開設についてご紹介します。以下が口座開設の流れです。
OANDAのWEBサイトから口座開設フォームにアクセスし、必要事項を入力します。
本人確認書類を用意して、オンラインで行う場合の組み合わせは次のとおりです。
- マイナンバーカード(表と裏)
- マイナンバー付き住民票を提出の場合、免許証
- マイナンバー通知カードを提出の場合、免許証
アップロードや郵送で本人確認書類を提出する場合の組み合わせは次のとおりです。
- マイナンバーカードを提出の場合、本人確認書類または補完書類(どちらか1点)
- マイナンバー付き住民票を提出の場合、本人確認書類または補完書類(どちらか1点)
- マイナンバー通知カードを提出の場合、本人確認書類を2点または本人確認書類1点と補完書類1点
オンラインの本人認証であれば、最短当日で口座開設が可能です。
アップロードや郵送の場合、審査結果が送付されます。受取りが完了すると口座開設が完了します。
取引を開始するには、指定の銀行口座からの通常入金かダイレクト入金で取引口座に入金すると取引が可能です。
もしOANDAの口座を解約したい場合、電話で口座解約の対応をしています。
OANDAのキャンペーン
OANDAでキャッシュバックキャンペーンなどは、実施していません。しかし別のキャンペーンを行っています。
DZHトレダーズウェブFX有料プレミアムサービス会員1ヶ月分(先着100名様限定)
月額2,000円相当で、全コンテンツの閲覧か、指標や要人発言などです。
応募条件:OANDAリアル口座を利用中で、期間中の取引が10万米ドル以上の人を先着100名様となっています。締切は2021年11月30日。
パンローリング社から投資本をプレゼント!(先着300名様限定)
オーディオブックCD]複利効果の生活習慣、マーケットのテクニカル百科 実践編、トレードで成功するための「聖杯」はポジションサイズです。
応募条件:OANDAリアル口座を利用中で、期間中の取引が500万米ドル以上の人をそれぞれ先着100名様ずつとなっています。締切は2021年11月30日。
69通貨ペアの取扱いを誇るFX会社
OANDAは、MT4、MT5そして独自の取引ツールfxTradeを選んでトレードすることができます。
69通貨ペアあるため、主要通貨でのトレードや高金利通貨によるスワップポイントを稼ぐトレードなど、通貨ペアが多くあるため様々なトレード方法を実践することができます。
また、1通貨取引やサポートの充実があることから、これからFXを始める人にとって始めやすいFX会社といえます。
もしOANDAのサービスで気になることがあれば、今回の記事を参考にして他のFX会社と比較検討されることをおすすめします。
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