海外FX業者のTitan FXでは、「Zeroスタンダード口座」と「Zeroブレード口座」の2種類の口座タイプが用意されています。
この記事では、スタンダード口座とブレード口座の違いや、どちらを選べば良いのかについて解説します。
公式サイト:Titan FX(タイタンFX)- ECN(FX、CFD、コモディティ)
スタンダード口座とブレード口座の違い
Titan FXのZeroスタンダード口座とZeroブレード口座の違いは、①取引方式、②スプレッド、③取引手数料の3点です。この3つの違いさえ理解すれば問題ありません。
スタンダード口座 | ブレード口座 | |
---|---|---|
取引方式 | STP方式 | ECN方式 |
スプレッド | 標準的 | 狭い |
取引手数料 | 無し | 1lotあたり$7 |
取引方式の違い
スタンダード口座とブレード口座はどちらも、業者のディーラーを介せずに自動的に注文を裁く「NDD」(ノンディーリングデスク)という取引方式を採用しています。システムが自動的に注文を裁いているので、透明性が高いといわれています。
ちなみに、国内のFX業者の多くは「DD」(ディーリングデスク)方式で、注文をカバー先に流すかどうかは業者のディーラーが決めるので、実態はブラックボックスと言って良いでしょう。ディーラーの裁量が入っているぶん透明性が損なわれます。
NDDには「STP方式」と「ECN方式」の2種類があり、スタンダード口座はSTP方式を採用しているのに対し、ブレード口座はECN方式を採用していて、注文のさばき方に違いがあります。
スタンダード口座で採用されている「STP方式」
STP方式は、FX業者側が複数のリクイディティプロバイダー(金融機関)から複数のレートを持ってきて、そのなかからトレーダーにとって最も条件の良いレートで約定させるという処理を行っています。そこへ、業者の利益となるスプレッドが上乗せされてレートが配信されます。
スプレッドに予め業者側の利益が含まれているため、ECN方式よりもスプレッドが広がってしまいますが、別途で手数料などが徴収されることがありません。取引コストが把握しやすいのはSTP方式のメリットです。
ブレード口座で採用されている「ECN方式」
ECN方式は、注文をそのまま電子取引所へ流し、トレーダー同士の注文を直接マッチングさせることで約定する仕組みとなっています。流動性の高い通貨ペアでは約定スピードが速く、STP方式よりも透明性が高いため、プロのトレーダーはECNを好む傾向があるようです。
スプレッドに業者側の利益は含まれていないため、STP方式よりもスプレッドが狭くなっています。しかし、それでは業者は利益を得られないため、スプレッドとは別に「取引手数料」が発生します。
スプレッドの違い
取引方式については、実際のトレードにおいて差を実感できる場面は少ないでしょう。しかし、スプレッドと取引手数料の違いはトレードの成績に直結する要素なので、しっかり把握しておく必要があります。
まず、スプレッドについてですが、スタンダード口座よりもブレード口座のほうが総じてスプレッドが狭くなっています。なぜなら、ブレード口座は市場に直接アクセスするECN方式をとっているため、Titan FX側の利益が上乗せされていないからです。
メジャーな通貨ペアの平均スプレッドを比較してみると、次のようになります。
銘柄 | スタンダード口座 | ブレード口座 |
---|---|---|
EURUSD | 1.20 pips | 0.20 pips |
USDJPY | 1.33 pips | 0.33 pips |
GBPUSD | 1.57 pips | 0.57 pips |
USDCAD | 1.55 pips | 0.55 pips |
USDCHF | 1.92 pips | 0.92 pips |
AUDUSD | 1.52 pips | 0.52 pips |
NZDUSD | 1.86 pips | 0.86 pips |
EURJPY | 1.74 pips | 0.74 pips |
GBPJPY | 2.45 pips | 1.45 pips |
AUDJPY | 2.12 pips | 1.12 pips |
XAUUSD | 2.23 pips | 2.11 pips |
ちょうど1pipsの差が開いていて、ブレード口座に関してはEURUSDやUSDJPYは国内業者レベルの狭いスプレッドとなっていますね。
取引手数料の違い
スプレッドとあわせて知っておきたいのが、取引手数料の違いです。
スタンダード口座に取引手数料はありませんが、ブレード口座では取引手数料が徴収されます。
上のスプレッド比較表を見ると、ブレード口座のスプレッド狭さが際立ちますが、実際にはスプレッドとは別に取引手数料が発生するので、実質的な取引コストはもう少し高くなります。
取引手数料の額は口座タイプによって異なり、2022年4月現在は次のとおり。
日本円(JPY)口座 | 720 JPY /1lot |
米ドル(USD)口座 | 7 USD /1lot |
ユーロ(EUR)口座 | 6.6 EUR /1lot |
シンガポールドル(SGD)口座 | 10 SGD /1lot |
豪ドル(AUD)口座 | 8 AUD /1lot |
円建て口座で取引する場合、取引手数料を加味した実質スプレッドは次のようになります。
表示スプレッドよりかは割高になってしまいますが、それでもスタンダード口座の平均スプレッドよりも、0.3pipsほど安くなっていることがわかります。
銘柄 | 手数料の 値幅換算 | 実質 スプレッド | スタンダード口座 平均スプレッド |
---|---|---|---|
EURUSD | 0.65 pips | 0.85 pips | 1.20 pips |
USDJPY | 0.72 pips | 1.05 pips | 1.33 pips |
GBPUSD | 0.65 pips | 1.22 pips | 1.57 pips |
USDCAD | 0.80 pips | 1.35 pips | 1.55 pips |
USDCHF | 0.59 pips | 1.51 pips | 1.92 pips |
AUDUSD | 0.65 pips | 1.17 pips | 1.52 pips |
NZDUSD | 0.65 pips | 1.51 pips | 1.86 pips |
EURJPY | 0.72 pips | 1.46 pips | 1.74 pips |
GBPJPY | 0.72 pips | 2.17 pips | 2.45 pips |
AUDJPY | 0.72 pips | 1.84 pips | 2.12 pips |
XAUUSD | 0.06 pips | 2.17 pips | 2.23 pips |
スタンダード口座とブレード口座に共通する点
ゼロカットがあるので追証が発生しない
Titan FXでは「ゼロカットシステム」を導入しているため、追証は絶対に発生しません。
ハイレバレッジで取引を行っている際に、相場の急変動に巻き込まれて強制ロスカットが効かなかった場合、口座残高を超えるマイナスが発生してしまう可能性があります。しかし、口座残高がマイナスになってしまっても、Titan FXがマイナス分を補填してゼロに戻してくれます。
ゼロカットシステムが設けられているTitan FXで取引すれば、どんなにレバレッジを効かせたとしても、預けた証拠金以上に損する恐れがありません。つまり、リスクを限定したうえでハイレバレッジの恩恵を受けられるので、トレーダーにとってはこの上なく好条件な環境といえるでしょう。
日本国内では、法律によって「業者が顧客の損失を補填する行為」を禁止していることから、ゼロカットを行う業者は一社たりとも存在しません。マイナス分を顧客へ請求する「追証」という悪魔のシステムがあるせいで、FXで失敗したがために到底払いきれない借金を背負ってしまう人が後を絶たないのです。
このような背景から、年々追証の危険性とゼロカットの重要性が認知されているとともに、ゼロカットのある海外FX業者のニーズが高まっています。
口座残高が増えても最大500倍レバレッジで取引可能
スタンダード口座もブレード口座も、最大500倍という非常に高いレバレッジを効かせてトレードできます。
口座残高が増えるにつれてレバレッジが制限される業者が多いなか、Titan FXはどれほど口座残高が増えても最大500倍のレバレッジが維持されるので、数百万円・数千万円をまとめて預けたとしてもハイレバトレードを続けられます。
プラットフォームはMT4かMT5
Titan FXの取引プラットフォームは、MT4かMT5から選べます。
MT4は、ほぼすべての海外FX業者で採用されているほか、日本国内でも取り入れている業者があり、FX界のスタンダードといっても良いでしょう。歴史が長いだけあり、有志によって数多くの自動売買プログラム(EA)やインジケータが開発されているので、自動売買をやるならMT4がおすすめです。
MT5は、MT4の機能をベースにしつつさらなる拡充がされていて、時間足や分析ツールが増えています。また、マルチスレッド処理に対応したことでMT4よりもスピーディーに動作するようになり、チャートをたくさん開いても軽快に動作します。裁量トレードをするならMT5がおすすめです。
Titan FXを使うなら「ブレード口座」を選ぼう!
この記事では、Titan FXの「ブレード口座」と「スタンダード口座」の違いについて、詳しく解説してきました。
改めて要点をまとめると、2つの口座は根本的なスペックにそこまで差はないものの、ブレード口座のほうがスプレッドと実質コストが安く抑えられているため、スタンダード口座よりも取引コストを抑えられます。
約定力と透明性もブレード口座のほうが優れているため、Titan FXでトレードするならブレード口座を選ぶのが無難です。というよりも、あえてスタンダード口座を選ぶメリットは薄いと言わざるを得ません。
最初はデモ口座で試してみるのもあり
Titan FXでは、誰でも無料でお試しができる「デモ口座」を用意していて、メールアドレスと簡単な個人情報を登録するだけですぐにデモ取引ができます。
デモ口座を開設する際、スタンダード口座かブレード口座かを選ぶことができ、1つのメールアドレスで複数のデモ口座を作れるので、まずはデモ口座で使い勝手を試してみてはいかがでしょう。
Titan FX公式サイトにある【デモ口座を開設】から簡単にデモ口座を作れます。

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