XMの口座有効化｜必要な書類やアップロード手順、かかる時間を解説

海外FX業者のXM (XMTrading)では、初めてリアル口座を開設して取引を始める前に、「口座の有効化」という作業が必要です。

この記事では、XMの口座の有効化に関するありとあらゆる情報をまとめました。

なお、記事の冒頭では「口座の有効化とはなにか？」と「必要な書類」について解説するので、手っ取り早く手順だけを知りたい方は「口座の有効化の手続き・手順」までスキップしてください。

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XMの「口座の有効化」とは？

XMの「口座の有効化」とは、初めてXMのリアル口座を開設した後に、必要な書類をアップロードして本人確認を行う作業のことを指しています。

必要な書類をアップロードすることで、口座開設時に登録した個人情報が本当に正しいか、実在する人物かを証明します。

有効化をしないとほぼ何もできない

口座の有効化をしなくても、限られた範囲内でXMを使うことができますが、あまりにも制約が多すぎるためやはり有効化は必須です。

	有効化前	有効化後
口座への入金	△ (カード入金のみ)	◯
口座からの出金	✕	◯
口座開設ボーナスの受け取り	✕	◯
MT4・MT5へのログイン	◯	◯
MT4・MT5での取引	✕	◯

有効化にかかる時間

口座の有効化にかかる時間は、事前に書類を用意できているか、それから不備の有無によって大きく異なります。

まだ書類が用意できていなければ、次の「口座の有効化に必要となる書類」のトピックに従って、必要な書類を揃えてください。

場合によっては、役所などへ足を運ぶ必要もありますので、事前にチェックしておくことが大切です。

また、XMの登録内容と書類の内容が一致しない場合は、XMのスタッフから修正を求められるので、やや時間がかかってしまいます。

既に正しい書類が用意できている場合は、撮影とアップロードの作業に5分〜10分ほど、審査が終わって有効化されるまで1時間〜1営業日ほどかかります。

ただし、土日はカスタマーサポートが休みで、口座の有効化の審査を行っていません。

そのため、金曜日の終わりから土日に提出したぶんの書類が受理されるのが、最短で週明けの月曜日となるので、すぐに口座開設したいときは月曜日から金曜日の夕方頃までに書類をアップロードするようにしましょう。

口座の有効化に必要となる書類

口座の有効化に必要となる書類は「身分証明書」と「住所確認書」の2点です。

身分証明書を1点＋住所確認書を1点アップロードすれば有効化できますが、場合によっては追加で他の書類を求められることもあるので、準備できるものはなるべく揃えておくと良いでしょう。

身分証明書＋身分証明書の組み合わせで提出できるパターンもありますが、その場合は異なる書類を2点用意しましょう。

それぞれの書類の種類と入手方法について解説します。

身分証明書

身分証明書とは、公的機関が発行した証明書で、顔写真・自身の本名・生年月日が印刷されているものを指します。

XMで認められる書類と認められない書類は次のとおり。

ここでは、よく利用される運転免許証・パスポート・マイナンバーカードの提出方法について解説します。

住所確認書

住所確認書とは、今住んでいる自宅の住所と氏名、それから書類の発行日が印刷されているものです。

発行から6ヶ月以内のものを用意しましょう。

• 公共料金(電気・ガス・水道)の請求書・支払い用紙・領収書
• 電話やネット回線の請求書・支払い用紙・領収書
• カードや銀行の利用明細・請求書
• 健康保険証(表面に住所が記載されているもの)
• 住民票
• 印鑑登録証明書
• 納税証明書

身分証明書＋身分証明書で提出する場合

もし住所確認書をどれも用意できない場合は、身分証明書＋身分証明書というパターンで提出することもできますが、異なる身分証明書を2つ用意する必要があります。

その場合、一方の身分証明書には氏名・顔写真・生年月日が印刷されていて、もう一方の身分証明書にはXMに登録した住所が印刷されていることを確認しましょう。

例えば、運転免許証の住所が引越し前のもので、XMに登録している住所と異なるが、マイナンバーカードに正しい住所が書いてある場合は、身分証明書として免許証＋住所確認書としてマイナンバーカードを提出できます。

しかし、マイナンバーカードの情報が最新のものだったとしても、身分証明書と住所確認書をマイナンバーカードで兼ねることはできません。

パスポートの住所は本人の手書きとなるので、住所の証明としては使えません。

必要書類を撮影・スキャンする際の注意点

身分証明書と住所確認書は、スマホのカメラ等で撮影するか、スキャナー等を用いて画像データへ変換してアップロードします。

撮影やスキャンする際の注意点がいくつかあるので、おさえておきましょう。

必ずカラーで撮影・スキャンする

書類を撮影・スキャンする際は、必ずカラーで読み取るようにしてください。モノクロ画像は受け付けられません。

スマホでの撮影の場合は気にする必要はありませんが、スキャナーで読み取る際は、読み取り設定で「モノクロ」を選ばないように注意しましょう。

書類の四隅が収まっていて鮮明に写っているか確認する

書類を撮影・スキャンする際は、書類の四隅が画像内にしっかり収まっていることを確認してください。

書類の四隅が収まっていないと再提出を求められます。

指で隠れている、明るすぎて白飛びしている、逆に暗すぎて読み取れない場合も再提出が求められることがあります。

部屋を適度に明るくして、机の上に置いて撮ると良いでしょう。

合成や改ざんは絶対にしない

文字がはっきり写らなかったなどの理由で、画像を合成したり加工した場合は、再提出を求められます。

うまく撮れなかったら、合成・加工は行わずに再度撮影しましょう。

また、書類に改ざんの跡が見られた場合は、口座開設が断られる可能性があります。

有効なファイル形式はJPG, PNG, GIF, PDFで5MB以下

アップロードできるファイル形式は、JPG(JPEG)・PNG・GIF・PDFです。

iPhoneで撮影する場合、「HEIC」という形式で保存されることがありますが、HEICには対応していません。

設定アプリを開き、カメラの項目から「フォーマット」を「互換性優先」に切り替えてから撮影しましょう。

それから、ファイルサイズは5MB以下に抑えなくてはなりません。

最近のスマホはとても高画質でキレイに撮れますが、ファイルサイズが大きくなりがちです。

もしアップロード時にファイルサイズが大きすぎると表示された場合は、JPG圧縮サイトなどでファイルサイズを小さくしてからアップロードしましょう。

口座の有効化の手続き・手順

では、口座の有効化の手続きについて、スクリーンショットを交えながら解説します。

口座有効化ができない時に確認すべきこと

この記事の解説に従って手続きを進めれば、ほぼ間違いなくXMの口座を有効化することができますが、まれに有効化できないケースが存在します。

もし有効化できないときは、次の事項を確認してみてください。

登録時の内容と書類が一致しているか

XMでリアル口座開設を行った際に登録した個人情報と、アップロードした書類の情報が一致しないと、口座の有効化が見送られて書類の再提出を求められます。

もし登録時の内容に誤りがある場合は、XMのカスタマーサポートへメールを送って訂正を依頼しましょう。

書類に誤りがある場合は、正しい書類を手配して再度アップロードを行いましょう。

既にXMの口座を持っていないか

過去にXMのリアル口座を開設していて、解約をしていないまま同一名義で口座開設を行った場合、口座の有効化ができません。

おそらくその場合もカスタマーサポートから連絡があるので、以前の口座を使うか、前の口座を解約してもらって新しい口座の有効化を進めましょう。

過去にXMで重大な違反を行っていないか

過去にXMで重大な規約違反をしていて、強制的に口座凍結等のペナルティを食らった人は、本人のみならず家族も口座開設が断られます。

仮にリアル口座の開設までできたとしても、口座の有効化の段階で審査落ちとなります。

XMの口座の有効化にまつわるQ&A

デモ口座も口座の有効化が必要ですか？

いいえ。デモ口座では、有効化の作業は要りません。

XMのデモ口座はメールアドレスと電話番号さえあれば誰でも簡単に作ることができて、詳しい個人情報の入力や、書類のアップロード等をすることなく、すぐにデモ取引が可能です。

デモ口座の作り方については、別記事「XM (XMTrading)デモ口座の作り方」をお読みください。

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「口座有効化および顧客区分のお知らせ」というメール内の「リテール顧客」って何ですか？

XMで口座の有効化を行うと、「口座有効化および顧客区分のお知らせ」というメールが届き、顧客区分が記されていて、たいていのトレーダーは「リテール顧客」に区分されます。

リテール顧客のほかには、「プロ顧客」と「適格取引先」という区分が存在しますが、それらは大口投資家や証券会社などを指すので、一般の投資家はリテール顧客となります。

XMによれば、プロ顧客や適格取引先よりも、リテール顧客のほうが補償が手厚くなっているとのこと。