海外FXのXM(XMTrading)は、実績と信頼性に長けた業者ではあるものの、使い方次第では出金拒否されることがあります。
しかし、「出金ルールを知らなかった」「知らないうちに禁止事項を犯していた」など、出金拒否のほとんどはユーザーの理解不足によるものです。つまり、予めいくつかのルールを把握して、それらをしっかり守ることで、出金拒否を避けることができます。
この記事では、XMの出金ルールや、出金拒否される理由・対策について詳しくまとめました。
- 本当にXMは出金拒否されるのか、真相を知りたい人
- XMで出金拒否されたものの原因がわかない人
- 「勝ちすぎると出金拒否される」は本当なのか知りたい人
公式サイト:XMTrading™ の FX、株式指数、原油、ゴールドとCFD商品
XMで出金拒否されるのは主に2パターン
XMで出金拒否されてしまう原因はたくさんありますが、ざっくり分けると2つのパターンがあります。
1つはXMが定める出金のルールを理解していないパターン。もう1つはXMの規約に違反しているパターン。
それぞれ、詳しい事例別に原因と対策を紹介します。
必ず知っておきたいXMの出金ルール6つ
XMには出金に関していくつかルールが設けられていて、ルールを守らないと出金拒否される場合があります。
しかし、日頃からXMを利用していても、ルールを完璧に把握しているユーザーは少ないでしょう。これからXMを利用する人も、既に利用している人も、改めてXMの出金ルールについて理解しましょう。
1. ボーナスは出金できない
XMでは様々なボーナスキャンペーンを実施しているおかげで、自己資金にプラスアルファしてより多くの証拠金で取引できます。
しかし、ボーナスは取引のみに使うことができ、出金することはできません。
また、自己資金(残高)を出金すると、その額に応じてボーナスが消滅するのでご注意ください。
例えば、現金10万円+ボーナス5万円が入った口座から4万円を出金する場合、4万円は10万円の40%にあたるので、ボーナスも同様に5万円の40%にあたる2万円が消滅します。出金を行うと、口座には現金6万円+ボーナス3万円が残ります。
2. 複数の方法で入金している場合は、出金の優先順位がある
過去に複数の方法で入金している場合は、出金する際に優先順位があります。その順位は次のとおり。
- クレジットカード・デビットカード(入金額まで)
- bitwallet・BXONE(入金額まで)
- 銀行送金
このうち、1のカードと2のbitwallet・BXONEについては、その手段で入金した分までしか出金することができません。
例えば、過去にカードで5万円+bitwalletで3万円+銀行送金で2万円=計10万円を入金していて、利益が8万円生じたとしましょう。入金した10万円+利益8万円=計18万円の残高を全て出金する場合、次のような流れで引き出すことになります。
- 入金時に使用したカードで5万円を返金処理
- bitwalletへ3万円を出金
- 銀行送金で20万円(入金分2万+利益8万)を出金
3. 入金したことが無い方法では出金できない
XMで選べる出金方法は、過去にどのような方法で入金していたかで決まります。基本的に、過去に入金したことが無い方法で出金することはできません。
例えば、過去にbitwalletで入金したことが無い場合、bitwalletで出金することはできません。
ただし、銀行送金だけは例外、過去に銀行送金をしたことがなくても利用できる場合があります。というのも、利益を引き出せるのが銀行送金のみなので、どのような方法で入金しても、利益分については必ず銀行送金で引き出すことになるからです。
4. 入金額以上を引き出せるのは銀行送金のみ
XMではいくつかの出金方法が用意されていますが、利益を引き出せるのは銀行送金のみ。その他の方法では、入金した額までしか引き出すことができず、入金分を相殺させることしかできません。
例えば、カードで3万円を入金して5万円の利益が生まれた場合、3万円までは同じカードへ返金して、5万円の利益は銀行送金で引き出すことになります。
5. XMから出金できない銀行がある
XMから銀行送金で出金する場合、SWIFTコードを持っていて、なおかつ海外FXからの送金を認めている銀行を選ぶ必要があります。
日本のほとんどの銀行はXMからの海外送金に対応していますが、SWIFTコードを持っていない銀行や、SWIFTコードを持っていても海外FXからの送金を拒否している銀行もあります。
次の銀行はXMからの海外送金に対応していないので、これら以外の銀行口座が必要になります。
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 福岡中央銀行
- 佐賀共栄銀行
- 長崎銀行
- 富山銀行
- 静岡中央銀行
- ゆうちょ銀行
- じぶん銀行
- 新生銀行
- みずほ銀行のインターネット支店
XMの入出金には、ネットバンクの「ソニー銀行」をおすすめします。
一般的な銀行では、海外送金を受け取る際に被仕向送金手数料(2,000円〜3,000円)に加えてコルレス手数料(2,000円〜3,000円)や為替手数料などがかかり、一回の送金でおよそ4,000円〜5,000円の手数料がかかります。
ところが、ソニー銀行は被仕向手数料が0円で、必要なのは2,500円のコルレス手数料のみ。通常の半額程度に手数料を抑えることができます。
また、海外送金を受け取った際には、銀行側から送金の目的等を電話で確認されることが多いのですが、ソニー銀行では原則として電話確認を行っていません。煩わしい電話に応えなくて済むのもソニー銀行の良いところです。
6. ポジションを持ったまま出金する場合は、証拠金維持率150%以上を保つ
ポジションを持ったまま出金することもできますが、出金した後の証拠金維持率が150%を下回る場合は出金できません。
また、XMでは証拠金維持率が50%を下回ると「マージンコール」となり、新規ポジションを取れなくなります。そして、20%を下回ると「強制ロスカット」が発動して、手持ちのポジションが強制的に決済されてしまうため、維持率に注意しながら出金してください。
XMで出金拒否される5つの禁止事項と対処方法
XMではいくつかの禁止事項があり、それらに違反すると出金拒否されることがあります。具体的にどのような行為が禁じられているのか、一つずつ見ていきましょう。
1. 名義の異なるカード・口座で入出金
XMの口座名義と異なるカードや銀行口座で入出金するのは禁じられています。
もし入出金が出来たとしても、その後に発覚した場合、口座凍結や出金拒否などのペナルティが課せられる可能性があります。
親や兄弟姉妹でも「他人名義」とみなされます。必ず自分の名義のカード・口座を使うようにしましょう。
2. 一切取引せずに入出金だけ行う
一切取引せず、入出金だけを行った場合も、出金拒否される可能性があります。
これはマネーロンダリングやクレジットカードの現金化を防ぐための施策で、「単なる送金ルートとしてXMを使用した」と判断されると、出金拒否の対象となります。
3. 複数口座間で両建てを行う
XMでは一人で8つまで持つことができますが、複数口座をまたいだ両建てポジションの保有は、XMの規約に違反し、故意に両建てを繰り返すと口座凍結される可能性があります。
両建てとは、同じ銘柄同士もしくは連動性の著しく高い銘柄同士で、買いと売りを同時に保有することをいいます。具体例を挙げると、次のような両建て取引が禁じられています。
- 口座AでUSDJPYを1lot買い/口座BでUSDJPYを1lot売り
- 口座AでUSDJPYを3lot買い/口座BでUSDJPYを0.5lot売り(lotが異なっても両建てにあたる)
- 口座AでAUDJPYを1lot買い/口座BでNZDJPYを1lot売り(相関性の高い通貨ペア同士の両建て)
XMで口座をまたいだ両建てが禁じられている理由は、ゼロカットの悪用を防ぐため。経済指標などの相場の急変同時に、レバレッジを効かせた両建てポジションを持てば、一方の口座ではゼロカットで損失を限定しつつ、もう一方の口座では大きなリターンを見込めます。
ただし、全ての両建てが規制の対象になるわけではなく、あくまでも「ゼロカット狙いの両建て」が禁止されているだけです。たまたまEAが両建てポジションを建ててしまった場合など、偶然の両建てが原因で口座が凍結されることはないのでご安心ください。
4. 他業者間でのアービトラージ
XMと他の業者を利用したアービトラージ・両建ても、規約違反となります。
これも前章の「複数口座間で両建て」に通ずる理由で、片方の業者では大きな利益を狙える一方で、もう片方の業者ではゼロカットで損失を限定できてしまうため、業者にとっては不利益を被る可能性が高いのです。
「XMは他社での取引を把握できないのでは?」と思うかもしれませんが、MetaTraderを使っている業者間ならトレーダーの取引情報を共有できるため、実はいとも簡単にバレてしまいます。
5. ボーナスの二重取り・悪用
XMでは様々なボーナスが用意されていますが、二重取りすることはできません。仮に何らかの裏技で二重取り出来たとしても、後に発覚すれば没収されたり、出金拒否される可能性があるのでやめましょう。
また、ボーナスを悪用した取引も出金拒否の原因となります。例えば、少額入金で100%入金ボーナスを受け取って、ゼロカットを頻発させるようなギャンブルトレードを繰り返した場合、何らかのペナルティが課せられる可能性があります。
XMで出金拒否されない行為
国内のFX業者は、XMよりもさらに規制が厳しく、トレーダーに悪意が無くとも口座凍結等のペナルティが課せられることがあります。また、海外FXであっても、理不尽な規約のもとに口座凍結や出金拒否を行う詐欺まがいの業者もあるので、徹底した前調べが欠かせません。
XMの利用規約は実にクリーンかつフェアで、トレーダーにとって不利になるような規制はありません。
勝ちすぎても出金拒否されない
国内のFX業者の場合、相対取引(DD方式)という取引形態を採用しているがために、トレーダーが稼げば稼ぐほど業者は損する仕組みとなっています。(その逆も然り)
DD方式の国内業者は、自社の利益を守るため、勝ちすぎているトレーダーを排除したがる傾向があり、実際に「スキャルピングで荒稼ぎしたら口座凍結された」といった事例も報告されています。
しかし、XMは利益相反が起こらないNDD方式を採用しているため、トレーダーが稼いでも負けても、XM側はスプレッド分で確実に利益を得られるビジネスモデルとなっています。
XMで数千万・数億稼いでいるトレーダーはゴロゴロいますし、そういった大口トレーダーが口座凍結されたという報告は一切見受けられません。「勝ちすぎて出金拒否」はまずありえないので安心してトレードしましょう。
スキャルピングしても出金拒否されない
国内のFX業者は、スキャルピングを禁止しているケースが珍しくありません。ディーラーが注文を取り次ぐDD方式を採用しているがために、短期の売買に対してカバーが追いつかず、業者側が不利益を被る可能性が高いのです。
一方、海外FXはNDD方式を採用している業者が多く、NDD方式の業者の多くがスキャルピングを認めています。もちろんXMもスキャルピングOKで、「よくある質問」ページでも明記されています。
EAを動かしても出金拒否されない
MT4・MT5上でのEA(自動売買)の運用も、スキャルピング同様に認められています。
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