無制限レバレッジとロスカットレベル0%で取引できる珍しい海外FX業者「AximTrade」を総合的な視点でレビューします。
安全性や信頼性、口座スペック、使いやすさなどを、ネット上の評判などを交えながら詳しくまとめました。これからAximTradeで取引したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- AximTradeの使いやすさはどうなのか?を知りたい人
- AximTradeのメリット・デメリットを正確に知りたい人
- ギャンブル性の高いハイレバトレードに興味がある人
公式サイト:Home | Trade on Forex & CFDs, Indices, Oil, Gold with AximTrade
AximTradeの良い評判・メリット
INFINITE口座はレバレッジ無制限+ロスカット率0%
AximTradeには「INFINITE口座」という口座タイプが用意されており、これを使うと特定の条件下でレバレッジ無制限で取引できます。(正確には21億4748万3647倍となりますが、実質的には無制限です。)
無制限レバレッジは、次の条件を全て満たした場合に使うことができます。
- 口座証拠金が$1,000(約14万円)に満たないこと
- 過去に累計5lot(50万通貨)以上のトレードを行っていること
- 必要書類のアップロードを行い承認されていること
ただし、経済指標の発表など重要な経済イベントの際には最大1,000倍までレバレッジが引き下げられるので、いつでも無制限レバレッジが使えるわけではありません。
また、INFINITE口座は強制ロスカットレベルが0%に設定されていて、口座残高が無くなるまで含み損を持ち続けることができるのも特徴です。
レバレッジ無制限+ロスカットレベル0%の業者はとても珍しく、他にはExnessくらいしか見当たりません。
4種類の口座タイプから選べる
AximTradeの目玉は無制限レバレッジのINFINITE口座ですが、その他にも様々な口座タイプがラインナップされていて、4種類から選ぶことができます。
- スタンダード口座:最大3,000倍の標準口座
- セント口座:1lot=1,000通貨の少額向き口座
- ECN口座:激狭スプレッド+外付け手数料の省コスト口座
- INFINITE口座:無制限レバレッジ+ロスカット率0%口座
また、AximTradeでは複数の取引口座を持つことができ、最大7つのスタンダード口座、2つのセント口座、5つのECN口座、1つのINFINITE口座を管理できます。
CFD商品が豊富
AximTradeの取り扱い通貨ペアは33種類(ECN口座は46種類)とそこまで多くはありませんが、CFD商品がとても充実していて、貴金属、エネルギー、指数、個別株、コモディティ、仮想通貨など多岐にわたります。
特に充実しているのが仮想通貨で、59種類ものペアが用意されています。
FXのみならずCFD商品を幅広くトレードしたい人には嬉しい業者です。
ゼロカットシステムで追証が発生しない
AximTradeには「ゼロカットシステム」がすべての口座に対し導入されているため、万が一にも口座残高がマイナスになってしまっても、そのマイナス分をAximTrade側が補填してゼロに戻してくれます。
ハイレバレッジで取引を行っている際に、相場の急変動に巻き込まれて強制ロスカットが効かなかった場合、口座残高を超えるマイナスが発生してしまう可能性があります。
しかし、口座残高がマイナスになってしまっても、AximTradeがマイナス分を補填してゼロに戻してくれます。
ゼロカットのあるAximTradeで取引していれば、たとえハイレバトレードに失敗して口座残高を超えるほどの大損をしてしまっても、その時に失うのは口座のお金だけ。
どれほどマイナス残高が膨らんでしまっても、マイナス分は必ずゼロカットされるので追証が請求される心配がありません。
AximTradeの悪い評判・デメリット
日本人向け法人はライセンスを取得していない
AximTradeの本社Axim Trade Pty Limitedは、オーストラリアに法人登記していて、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の金融ライセンスを取得しています。(ライセンス番号:435746)
ASICの金融ライセンスは取得のハードルが高く、問題や不祥事を起こす業者はライセンスを剥奪されるため、AximTradeの運営母体は一定の信頼性があるといえます。
ただし、日本人向けにサービスを提供しているAximTrade LLCは、セントビンセントおよびグレナディーン諸島の法人登記のみにとどまっており、金融ライセンスは取得していません。
分別管理のみで信託保全はなし
FX業者の安全性をはかるうえで絶対に見逃してはいけないのが、資金の保全方法。
顧客から預かったお金を信託銀行へ預け、万が一業者が倒産しても100%返金される「信託保全」があるか否かで、その業者に対する評価は大きく変わってきます。
AximTradeでは残念ながら信託保全を設けておらず、分別管理のみとなっています。
運転資金とトレーダーの証拠金は別々に切り離されて管理されているものの、万が一AximTradeが経営難に陥ったときに顧客の資金が流用されるリスクはゼロとは言い切れません。
スプレッドはやや広め
AximTradeのスプレッドは全体的にやや広めで、USDJPY(米ドル/日本円)やEURUSD(ユーロ/米ドル)だと1.4〜1.8pipsほどを推移しています。
無制限レバレッジが使えるINFINITE口座ではさらに広がり、1.6〜2.0pipsを推移していたので、スキャルピングはコスト負けしてしまうかもしれません。せっかくレバレッジが高いのに、スプレッドが広がってしまうのはもったいないです。
ECN口座のスプレッドは狭くて、0.2pips〜0.4pipsほどで安定していましたが、1lot(10万通貨)の取引あたり$6の取引手数料がかかるので、実質的な取引コストは0.8pips〜1.0pipsとなります。
30秒以内のスキャルピングが禁止
AximTradeでは新規発注から決済まで30秒以内のスキャルピングが禁止とされています。
もし、30秒以内のスキャルピングをしてしまうと規約違反となり、利益やボーナスを没収されたり、口座を凍結される可能性があります。
無制限レバレッジでスキャルピングをしたい人は、スキャルピング公認のExnessを使うことをおすすめします。

入出金方法が少ない
AximTradeの公式サイト上では様々な入出金方法が案内されていますが、日本で使えるものは少なく、現状では「PerfectMoney」というEウォレットと「USDT」という仮想通貨のみです。
近日中にクレジットカードの入金に対応するとのことですが、目処は立っていません。
日本人ユーザーが入出金するにはあまりにも不便で、今後の改善を強く望みます。
カスタマーサポートが日本語非対応
AximTradeではチャットやメールを通じてカスタマーサポートへ問い合わせることができますが、日本語のサポートチームがないので、やり取りは全て英語となります。
日本人ユーザーが少ないので、日本語の解説記事もほとんど存在しないため、分からないことがあれば英語で問い合わせるか調べる必要があります。
ただ、Webサイトは大部分が日本語化されているため、通常の使用で戸惑うことは少ないでしょう。
取引ツールがMT4のみ
AximTradeで選べる取引プラットフォームはMetaTrader 4(MT4)のみで、MT5には非対応。MT5に使い慣れている方にとっては大きなデメリットとなるでしょう。
海外FXの多くは、業界のスタンダードであるMetaTrader 4(MT4)を採用していますが、最近は新バージョンのMetaTrader 5(MT5)を取り扱う業者も増えてきました。
AximTradeの口座タイプ
AximTradeの口座タイプを比較しました。
スタンダード | セント | ECN | INFINITE | |
---|---|---|---|---|
取引方式 | STP方式 | STP方式 | ECN方式 | STP方式 |
レバレッジ | 最大3,000倍 | 最大2,000倍 | 最大1,000倍 | 最大無制限 |
1lotの価値 | 100,000通貨 | 1,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
最小ロット | 0.01 (1,000通貨) | 0.01 (10通貨) | 0.01 (1,000通貨) | 0.01 (1,000通貨) |
最大ロット | 50.00 (500万通貨) | 150.00 (15万通貨) | 50.00 (500万通貨) | 25.00 (250万通貨) |
ロスカット率 | 30% | 30% | 30% | 0% |
スプレッド | やや広い | 極めて狭い | やや広い | 広い |
取引手数料 | – | – | 往復$6 / 1lot | – |
取引ツール | MT4 | MT4 | MT4 | MT4 |
FX通貨ペア | 33種類 | 32種類 | 46種類 | 28種類 |
貴金属 | 9種類 | 2種類 | 10種類 | 2種類 |
原油 | 3種類 | 2種類 | 3種類 | – |
株式指数 | 10種類 | 10種類 | 10種類 | – |
個別株 | 72種類 | – | 72種類 | – |
仮想通貨 | 37種類 | 10種類 | 37種類 | – |
農業 | 2種類 | – | 2種類 | – |
最低入金額 | $1 | $1 | $50 | $1 |
ボーナス | 取引ボーナス | 取引ボーナス | 取引ボーナス | – |

AximTradeの通貨ペア・銘柄
- メジャー通貨ペア (7種類)
-
AUDUSD, EURUSD, GBPUSD, NZDUSD, USDCAD, USDCHF, USDJPY
- クロス円ペア (6種類)
-
AUDJPY, CADJPY, CHFJPY, EURJPY, GBPJPY, NZDJPY,
- マイナーペア (33種類)
-
AUDCAD, AUDCHF, AUDNZD, CADCHF, EURAUD, EURCAD, EURCHF, EURGBP, EURHKD, EURNOK, EURNZD, EURRUB, EURSEK, EURSGD, GBPAUD, GBPCAD, GBPCHF, GBPDKK, GBPNOK, GBPNZD, GBPSEK, GBPSGD, NZDCAD, NZDCHF, NZDSGD, USDCNH, USDDKK, USDMXN, USDNOK, USDRUB, USDSEK, USDSGD, USDZAR
AximTradeのスプレッド
銘柄 | スタンダード セント | INFINITE | ECN (平均 / 実質) |
---|---|---|---|
EURUSD | 1.4 pips | 1.8 pips | 0.2 / 0.8 pips |
USDJPY | 1.4 pips | 1.8 pips | 0.2 / 0.8 pips |
GBPUSD | 2.2 pips | 2.6 pips | 0.2 / 0.8 pips |
USDCAD | 1.9 pips | 2.2 pips | 0.4 / 1.0 pips |
USDCHF | 2.0 pips | 2.3 pips | 0.4 / 1.0 pips |
AUDUSD | 1.8 pips | 2.2 pips | 0.3 / 0.9 pips |
NZDUSD | 1.8 pips | 2.2 pips | 0.3 / 0.9 pips |
EURJPY | 2.1 pips | 2.6 pips | 0.5 / 1.1 pips |
GBPJPY | 2.2 pips | 2.7 pips | 0.6 / 1.2 pips |
AUDJPY | 1.9 pips | 2.4 pips | 0.5 / 1.1 pips |
XAUUSD | $0.40 | $0.48 | 0.18 / $0.24 |
AximTradeの入出金方法
現状、日本人ユーザーが使える入出金方法は、PerfectMoneyとUSDTのみ。
カード、銀行送金、bitwalletなどには非対応となっています。
PerfectMoneyは世界中の様々な地域で使われている決済サービスで、日本居住者でも使うことができますが、Webサイトの日本語ページが機械翻訳混じりで分かりづらいのが難点です。
USDTは米ドルにペッグされた仮想通貨です。国内の取引所では購入できないため、まずは国内取引所でBTCを買い、BTCをbybitなどの海外取引所へ送金してUSDTへ交換するという流れとなります。
AximTradeを使うべき人とは
この記事ではAximTradeのレビューやメリット・デメリットを詳しくチェックしてきました。最後に、記事の内容を振り返ります。
AximTradeは、INFINITE口座を利用することで無制限レバレッジの取引が可能で、少額を元手に非常に大きな取引ができます。
ただし、全体的にスプレッドが広めなので、極度にハイレバレッジなポジションを持ってしまうと、スプレッドで大きな損を出してしまう危険性があるため、無制限レバレッジを活かしきるのは難しいかもしれません。
また、30秒以内のスキャルピングが禁止されているのも悩ましいポイントです。
公式サイトは日本語化こそされているものの、肝心の日本語サポートは受けられないので、海外FXを使い慣れた上級者向けの業者といえるでしょう。
AximTradeを使うべき人の特徴をまとめると次のとおり。
- 無制限レバレッジのINFINITE口座でギャンブルトレードをしたい人
- FXのみならずCFD商品を幅広くトレードしたい人
- 追証が発生しない環境で安心してトレードしたい人
逆に、AximTradeを使わないほうが良い人の特徴をまとめると次のとおり。
- 数秒の超短期スキャルピングをしたい人
- スプレッドの狭さを重視する人
- 信託保全のある業者を選びたい人
- 日本語のカスタマーサポートを受けたい人
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