SBI FXは、国内FX会社の1つでSBIホールディングスのグループ会社が運営しています。
FXトレードに興味があって、これからFX口座の開設を考えているが、どのFX会社が良いのか悩んでしまうことが多いです。
ここでは、SBI FXの特徴やメリット・デメリット、口座開設の仕方について詳しくご紹介していきます。
公式サイト:FX(外国為替)ならSBI FXトレード | SBI FXトレード
SBI FXとは?
SBI FXは、SBIホールディングスのグループ会社であるSBI FXトレード株式会社が2011年11月に設立されてサービスの提供を始めました。
SBI FXでは、1通貨取引が可能なことや最狭水準のスプレッドや豊富な取引ツールなど、投資を始めてみようと考えている人には、取り組みやすいFX会社です。
また新規口座開設キャンペーンやキャッシュバックキャンペーンなど適宜行われているため、その点からもFXを始める人やすでに始めている人にとって新規口座開設しやすいサービスです。
SBI FXの特徴
SBI FXは、取扱い通貨ペアの数や取引ツールの充実など、会社独自のサービスを提供しています。ここでは、SBI FXの特徴を4つお伝えしていきます。
取扱い通貨ペア34通貨
SBI FXの取り扱い通貨ペアは、FX業界の中でも豊富な34通貨ペア選択可能になっています。以下に取引可能な通貨ペアを紹介します。
- USDJPY
- EURJPY
- GBPJPY
- AUDJPY
- NZDJPY
- CADJPY
- CHFJPY
- ZARJPY
- TRYJPY
- CNHJPY
- KRWJPY
- HKDJPY
- RUBJPY
- BRLJPY
- PLNJPY
- SEKJPY
- NOKJPY
- MXNJPY
- SGDJPY
- EURUSD
- GBPUSD
- AUDUSD
- NZDUSD
- USDCAD
- USDCHF
- USDCNH
- EURGBP
- EURAUD
- EURNZD
- EURCHF
- GBPAUD
- GBPCHF
- AUDNZD
- AUDCHF
一般的に人気のある取引通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルといった通貨です。
トレード方法として、取引通貨ペアを1つか2つに絞ってトレードする方法や、高いスワップポイントを狙った長期トレードなどがあります。自分のスタイルに合ったトレードを行うと良いです。
取引ツールの充実
SBI FXの取引ツールは、PCインストール型アプリの「Rich Client NEXT」とスマホ版アプリの「SBI FXTRADE」の2つがあります。
PCインストール型アプリの「Rich Client NEXT」は、多機能のチャート表示が可能です。移動平均線などのテクニカルチャートはトレンド系オシレーター系合わせて29種類あり、トレンドラインなどの描画ツールが21種類あります。
また簡易チャートとローソク足と現在価格を一覧表示でき、それが最大6件まで確認できるプライスボード画面があります。複数通貨ペアでデイトレードを行う際に役立つ機能です。
スマホ版アプリの「SBI FXTRADE」は、最大4画面表示や、テクニカルチャートは9種類あります。またチャートを見ながらの1タップ発注が可能です。
最大レバレッジ25倍
SBI FXでトレードを行う際にレバレッジ25倍まで設定することができます。
レバレッジとは、テコの原理のことで、トレードする資金に対してレバレッジをかけることで、入金した資金の何倍もの金額で取引が可能となります。少ない資金でトレードができるため、投資効率が高まります。
レバレッジを下げれば下げるほどリスクとリターンがマイルドになる一方で、必要証拠金が増して、より多くの資金を入金する必要があります。逆に、レバレッジを上げれば上げるほど必要証拠金は少なくなりますが、リスクとリターンの振れ幅が大きくなります。
自身の許容リスクと資金量のバランスを見ながら、適切なレバレッジを保って取引することが大切です。
取引手数料無料
SBI FXでは、口座開設や取引手数料などの各種手数料はすべて無料となっています。
口座開設費用 | 新規口座開設費用が無料 |
口座維持費用 | 口座開設後の維持費用がなし |
取引手数料 | 通貨購入の際の取引手数料が無料 |
クイック入金手数料 | クイック入金の利用手数料が無料 |
出金手数料 | 出金時の手数料がなし |
ロスカット手数料 | 証拠金維持率低下による強制決済(ロスカット)の手数料がなし |
FXトレードする上での手数料やコストが気になる人にとって利用しやすい会社となっています。
SBI FXのメリット
続いては、SBI FXのメリットといえる「1通貨から1000万通貨取引が可能」、「スプレッドが狭い」、「積立FXができる」の3点をご紹介します。
1通貨から1000万通貨取引が可能
SBI FXの主なメリットは、1通貨から1,000万通貨取引が可能なことで、少額取引から大口取引まで幅広い層に対応します。
1通貨ということは、ドル円の通貨ペアであれば1ドル、ユーロ円の通貨ペアであれば1ユーロです。必要証拠金は、1ドル=100円の場合約4円で取引が可能となっています。他のFX会社では、少額取引といえば1,000通貨が多いですが、1通貨取引ができるため少ない金額でトレードを体感することができます。
また、最大1,000万通貨までポジションを持てるため、大口取引にも適しています。
スプレッドが狭い
SBI FXのスプレッドは業界最狭水準のスプレッドをうたっています。
スプレッドとは、通貨ペアに設定されている為替レートの売値と買値の差のことをいいます。例えば、ドル円のスプレッド0.3銭の場合、買値が110.013、売値が110.010のように0.3銭の開きがあります。いわばトレーダーにかかる実質的な手数料といえます。
SBI FXは1,000通貨までのスプレッドとして、ドル円の場合は0.09銭となっていて、0.1銭を切っています。多くの国内FX会社のドル円のスプレッドが0.2銭であることを考えると、実に半分以下になっています。
多くのFX会社では110.010のように小数点以下3桁ですが、SBI FXの場合は掲示レートが小数点4桁表示となっており、4桁表示に慣れるまでは違和感があるかもしれません。
一般的に人気のある取引通貨ペアの1,000通貨までのスプレッドを見ると次のとおりです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
USDJPY(米ドル/円) | 0.09銭 |
EURJPY(ユーロ/円) | 0.30銭 |
GBPJPY(ポンド/円) | 0.69銭 |
AUDJPY(豪ドル/円) | 0.38~0.40銭 |
EURUSD(ユーロ/米ドル) | 0.19銭 |
GBPUSD(ポンド/米ドル) | 0.69銭 |
ドル円だけではなくユーロ円やポンド円なども、業界水準から見るとかなり狭いスプレッドとなっています。
積立FXができる
SBI FXの積立FXは、他のFX会社にはないサービスです。
積立FXは、定期的に外貨購入して1~3倍のレバレッジを設定して積み立てられます。
定期的に外貨購入する場合、毎日、毎週、毎月とあらかじめ設定した期間に外貨を自動購入するやり方です。その後レバレッジを1~3倍まで設定ができるためFXを活かした運用ができます。
取り扱い通貨は9種類あり、米ドルを始め高金利通貨であるトルコリラや南アフリカランドなども取引が可能です。
定期的な積立をしていく中でスワップポイントを貯めていくことができます。
スワップポイントとは、通貨間の金利差のことで、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買うことでスワップポイントが発生します。逆の場合スワップポイントの支払いが生じるため注意が必要です。
積立FXはスワップポイント狙いで運用することもできます。
SBI FXのデメリット
SBI FXのデメリットとして、「デモトレードができない」、「問い合わせ時間が短い」、「スキャルピングが公認ではない」の3つをご紹介します。
デモトレードができない
SBI FXは、現時点でデモトレードがありません。デモトレードとは、自分の現金を使わずに実際のFXを体験できるツールです。多くのFX会社で取引ツールの1つとして使えるようになっていますが、SBI FXにはありません。
デモトレードは、取引環境がリアルトレードと異なるため、デモトレードで練習したとしてもそのイメージどおりの取引ができないことがあります。
そのためSBI FXのメリット部分でもご紹介しましたが、デモトレードがない分1通貨取引を活用して本番の取引環境を低リスクで確かめることでデモトレードの代わりにするしかありません。
問い合わせ時間が短い
SBI FXの問い合わせは、AIチャットと電話の2つです。
AIチャットは、質問した内容をAIが答えるもので、希望に沿った正確な返答が返ってこないことがあるという問題点があります。
電話での問い合わせの場合、平日月曜日から金曜日の9:00から17:00までとなっており、問い合わせ時間が短いのが特徴です。
スキャルピング公認ではない
スキャルピングとは、数秒から数分単位で繰り返し売買を行うトレード方法の1つです。
SBI FXは明確にスキャルピングを禁止しているわけではありません。
しかし、「短時間に、頻繁に行われる注文及び取引であって、他のお客様又は当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼすと認められる注文」を禁止していて、「注文を検知した場合、一時的に取引条件の変更、又は制限を加える」とありますので、暗にスキャルピングを制限しているともいえます。
スキャルピングを繰り返してトレードを行うと、口座凍結など何らかの措置があるかもしれませんので注意が必要です。
SBI FXの口座開設方法
SBI FXの口座開設は、最短5分で申し込み可能となっています。
以下が口座開設の流れです。
SBI FXトレードの公式ページから口座開設申込フォームにアクセスし、必要事項を入力します。
口座開設にあたってマイナンバー通知書類と本人確認書類の2つを送付します。
送付するには、アップロード、メール、郵送の3つの方法から選ぶことができます。
マイナンバー通知書類は、マイナンバーカードや通知カードのいずれか1点です。
そして本人確認書類は、運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カード、特別永住証明書、在留カード、住民票の写し、印鑑登録証明書のいずれか2点が必要です。
口座開設申込フォームへの入力や、マイナンバー通知書と本人確認書類の送付が完了すると審査が行われます。
審査が終わると口座開設が完了すると、登録メールアドレス宛に口座開設完了メールが送信されます。
「スマホで撮影」で書類提出した場合、口座開設完了メールとともに取引に必要なログインID、パスワード設定URL・QRコードそして指定の振込先銀行口座を記載した「口座開設手続き完了のご案内」のURLが送られます。
「WEBアップロード」や「メール・郵送」で書類提出した場合、後日、簡易書留郵便で、取引に必要なログインID、パスワード設定URL・QRコードそして当社指定の振込先銀行口座を記載した書類が送付されます。
取引を開始するには、指定の銀行口座への入金やクイック入金で取引口座に入金すると取引が可能です。
もしSBI FXの口座を解約したい場合、口座解約フォームに必要事項を入力すると解約依頼の手続きができます。
SBI FXのキャンペーン
SBI FXは多くのキャンペーンを実施しています。現在のキャンペーンは2021年11月18日時点で7つあります。
2021年11月新規口座開設プログラムとしてキャッシュバックキャンペーンを行っています。キャッシュバック金額は最大5万円で、取引数量が5000万通貨以上となります。応募締切は、12月10日までとなります。
積立FX自動入金サービス開始記念キャンペーンを行っており、自動入金サービスを利用して定期購入を3ヶ月継続すると1000円のキャッシュバックがあります。応募締切は、2022年3月31日までです。
新規口座開設「500円入金得点」を行っており、新規口座開設と対象期間内のログインによって全員に500円の入金があります。
各キャンペーンのスケジュールは、SBI FXトレードの公式サイトの「キャンペーン」から確認ができます。
SBI FXはスプレッド最狭で独自サービスも魅力
SBI FXはFXに特化したサービスがあり、Rich Client NEXTを用いてトレードすることができます。
ドル円を始め34種類の通貨ペアがあり、スプレッドも業界最狭であり実質的な取引手数料も小さいためFXをこれから始める人や経験者にとっても強みがあるFX会社です。
さらに1通貨取引や積立FXといった独自のサービスもあります。
FXをこれから始めようと考えている人やFX会社の比較検討している人は、SBI FXの記事を参考にしてみてください。
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